2002年8月
緊張した炭素繊維プレートによる既設コンクリート部材の補強に関する研究
土木学会論文集
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- 巻
- 2002
- 号
- 711
- 開始ページ
- 27
- 終了ページ
- 44
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jscej.2002.711_27
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
本研究では, 引抜き形成された炭素繊維プレートを緊張・定着することにより, 既設コンクリート部材にプレストレスを導入して補強する方法を実用化することを目的として, 補強したRCはりの静的曲げ載荷試験および疲労曲げ載荷試験を実施し, その補強効果を検討した. その結果, 補強したRCはりの曲げ破壊耐力は, 炭素繊維プレートの緊張力が大きいほど大きくなった. 中間定着具を設置すると, 炭素繊維プレートの剥離を遅延することができ, 部材の変形性状と曲げ破壊耐力を効果的に改善できることが明らかとなった. また, 炭素繊維プレートの緊張力を大きくすると補強したRCはりの疲労寿命は大きくなり, 200万回疲労強度は静的曲げ耐力の約50%程度であることが確認された.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscej.2002.711_27
- CiNii Articles ID : 130003984129