2014年4月 - 2018年3月
3種のバカロレアに見る知の体系と社会化ーIB、BAC、OIB
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 担当区分
- 研究代表者
- 資金種別
- 競争的資金
本研究の目的は、グローバル人材育成のための「世界標準のカリキュラム」と言われる国際バカロレアと、「フランス人になる」ための通過儀礼と考えられているフランスのバカロレア、そして日本の内容をフランスの方法で試験する国際オプションバカロレアの3種のバカロレア比較を通して、知のグローバル化とローカル(ナショナル)化がいかなる形で行われているのかを明らかにしつつ、それらの融合の可能性を探る事にある。各プログラムの知の体系と教育方法、能力観や生徒の社会化、社会との繋がりを調査によって明らかにしながら、日本への導入が試みられている国際バカロレアプログラムの理論化と具体的な在り方の提案を行った。