MISC

2007年3月

堆肥の施用量がポット栽培したネピアグラス(Pennisetum purpureum Schumash)の葉と分げつの成長に及ぼす影響

宮崎大学農学部研究報告
  • Hasym Hadijah
  • ,
  • WADI Ahmad
  • ,
  • 井戸田 幸子
  • ,
  • ほか

53
1
開始ページ
59
終了ページ
65
記述言語
英語
掲載種別
出版者・発行元
宮崎大学農学部

ネピアグラスの成長に及ぼす堆肥から無機化した養分量の影響を検討するため、異なる堆肥施用量の下でポット栽培したネピアグラスの分げつと葉の成長および個体当りの成長形質を測定した。堆肥施用量の増加に伴い、葉の成長は主として茎当りの総展開葉数および分げつ数の増加により促進された。分げつ数および平均分げつ重は、堆肥施用量が中程度(4kg/m2)のレベルまで増加するにつれて増加した。植物体内の乾物分配については、茎(葉鞘を含む)に対する葉身の比率や地下部に対する地上部の比率は生育に伴い低下したが、堆肥施用量の影響はほとんど認められなかった。堆肥施用量の増加により葉と茎の成長が促進され、それが葉面積指数(LAI)の増加をもたらし、さらに個体群成長速度(CGR)の増加をもたらした。CGRはLAIとの間に、全LAIを通して正の直線関係が成り立った。堆肥施用により、高温の盛夏期間にCGRが最も高くなったのは、広範囲のLAIの下で純同化率がほぼ一定であったことによっており、盛夏期間に堆肥からの無機化速度が高まったことが示唆された。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006223039
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00236503
ID情報
  • ISSN : 0544-6066
  • CiNii Articles ID : 110006223039
  • CiNii Books ID : AN00236503
  • identifiers.cinii_nr_id : 1000040325733

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