2016年4月
主観的および客観的ストレス応答を増大させる課題の提案
日本官能評価学会誌、
- 巻
- 20
- 号
- 1
- 開始ページ
- 8
- 終了ページ
- 13
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)
内田クレペリン検査に準ずる30分間の計算負荷により、主観的および客観的ストレス応答の有意な増大が確認された。また、唾液アミラーゼ活性による計算負荷後の客観的ストレス応答の測定は、負荷終了直後に実施することで、計算課題によるストレス応答の増大を捉えられることが分かった。TSSTよりも日常的行動に近いストレス負荷課題として、内田クレペリン検査に準ずる30分間の計算負荷は、心理的ストレス応答を生体に及ぼす影響を検討するために用いる課題の一つとなり得ると考えられた。