2002年10月18日
アクティブ補助共振転流スナバインバータの新スイッチングシーケンスによるPWMパターン
電子情報通信学会技術研究報告. EE, 電子通信エネルギー技術
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- 巻
- 102
- 号
- 475
- 開始ページ
- 25
- 終了ページ
- 30
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
本論文では無停電電源、商用連系分散型電源など各種のインバータ応用装置として、補助スイッチを持つアクティブ補助共振スナバを用いた部分共振ブリッジインバータを提案し、そのソフトスイッチングパルス変調方式並びに補助共振スナバ回路の最適設計条件について述べている。すなわち本インバータ方式は主スイッチの他に補助スイッチを含む部分共振スナバ回路が必要であるが、主スイッチおよび補助スイッチともにZVSまたはZCSによるソフトスイッチングを実現し、各スイッチのスイッチング損失の低減とインバータのノイズの低減が可能である。本回路の補助スイッチと共振スナバ回路は主スイッチがスイッチング動作する時点のみ働き、その最適設計をすることにより補助スイッチおよび共振スナバ回路の電流値を負荷電流値レベルに押さえることが可能である他、かつスイッチング時の電圧または電流の立上り立下り時間を設定することもできる。また本回路方式においてはソフトスイッチング動作を行うために特別の電圧または電流の検出回路をシステムの制御に持ち込む必要がない。この回路方式は直流電源の中点電位を必要としない。一般のソフトスイッチング技術と同様であるが、パワー半導体スイッチのスイッチング時間特性と導通時の飽和電圧降下特性にトレードオフの関係があるため、電圧降下特性の改善に特化したパワー半導体スイッチを適用すればさらに一層の効率向上が可能となることを言及している。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- J-Global ID : 200902158165315116
- CiNii Articles ID : 110003169563
- CiNii Books ID : AA11135980