2019年3月
小規模保育事業における保育環境の課題 ―N市内保育従事者の意識調査を通して―
岡崎女子大学 岡崎女子短期大学 研究紀要第52号
- ,
- 巻
- 号
- 52
- 開始ページ
- 131
- 終了ページ
- 140
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 岡崎女子大学・岡崎女子短期大学
本研究は、とかく待機児童対策として設置されることの多い小規模保育事業の保育環境について、N市の当該保育施設において保育している保育者を対象にアンケート用紙を用いて物的環境及び人的環境についての意識調査を行った。その結果、物的環境においても人的環境においても課題が多いことが明らかになった。保育士配置も保育室の面積基準も認可保育所並みを基準としていながら、生活の質や遊びの充実を保証する環境には十分ではないと意識されている。特に戸外遊びの設備や玩具の種類や数、保育士の人数や待遇等に課題が多い。しかしながら、保育従事者の意識においては、3歳未満児が生活する場所としての小規模保育事業は意義深い施設として評価されていることが確認できた。
キーワード: 3歳未満児保育 保育環境 保育の質 小規模保育事業のメリット
キーワード: 3歳未満児保育 保育環境 保育の質 小規模保育事業のメリット