NIIDA Takahiro

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NIIDA Takahiro
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International University of Health and Welfare
Job title
professor

Research Areas

 
 

Published Papers

 
Satou T, Niida T, Ito M
Graefe's Archive for Clinical and Experimental Ophthalmology      Jun 2019   [Refereed]
Satou T, Nogami T, Takahashi Y, Ito M, Niida T
Journal of Binocular Vision and Ocular Motility      May 2019   [Refereed]
Satou T, Kato S, Igarashi A, Ito M, Tsunehiro S, Koshimizu M, Niida T, Shimizu K
Int Ophthalmol   39(4) 791-796   Mar 2019
感覚性外斜視の発生メカニズムの研究 片眼性黄斑部疾患における視力,眼位,両眼視機能,視野の検討
大沼 学, 新井田 孝裕, 原 直人, 藤山 由紀子, 薄井 紀夫, 内海 通
臨床眼科   72(8) 1091-1097   Aug 2018
<文献概要>目的:視力不良が原因とされる感覚性斜視の発症メカニズムを,片眼性黄斑部疾患における視力,眼位,両眼視機能,視野を比較することで検討する。対象と方法:対象は,片眼性の加齢黄斑変性(AMD)18例と,黄斑円孔(MH)13例,および年齢をマッチングさせた正常者対照群16例で,視力,眼位,両眼視機能(融像幅,立体視),および視野を比較した。AMDとMHの抽出条件は,健眼矯正視力1.0以上,患眼矯正視力0.6以下とした。融像幅は大型弱視鏡用に自作した円形単純図形を用いて測定し,近見立体視...
Satou T, Ito M, Shinomiya Y, Takahashi Y, Hara N, Niida T
Strabismus   26(2) 53-61   Jun 2018   [Refereed]
光干渉断層計による網膜・脈絡膜の病態生理の検討 健常者とパーキンソン病の比較
鎌田 泰彰, 原 直人, 新井田 孝裕, 小野里 規子, 佐藤 司, 向野 和雄
自律神経   55(2) 136-140   Jun 2018
鈴木 賢治, 新井田 孝裕, 佐藤 司, 高橋 由嗣, 野上 豪志, 原 直人, 藤山 由紀子
臨床眼科   72(4) 543-550   Apr 2018
<文献概要>目的:重度脳性麻痺患者のoptokinetic nystagmus(OKN)をアイトラッカーで測定し,誘発されたOKNを能動的に追従したときに誘発されるlook OKN(LOKN)と受動的に見ているときに誘発されるstare OKN(SOKN)に分類する。対象と方法:対象は痙直型の重度脳性麻痺患者4例。眼球運動の測定にはアイトラッカーを使用した。視覚刺激は0.3cycles/degreeの矩形波チャートを水平方向へ5秒間ずつ10 degree/sec(dps)で移動させた。刺激...
遠視性不同視弱視における方向変換ミラーを用いた両眼開放視力と単眼遮閉視力の比較
吉田 美穂, 新井田 孝裕, 藤山 由紀子, 三浦 菜都子, 鈴木 愛理, 野田 英一郎
眼科臨床紀要   11(1) 55-60   Jan 2018
目的:遠視性不同視弱視の単眼遮閉の最高視力(以下;遮閉視力)と、方向変換ミラーによる両眼開放視力(以下;ミラー視力)を測定し、視力差と各眼への影響を検討した。対象および方法:遠視性不同視弱視28例(4.2〜11.2歳、平均7.0±2.1歳)。字ひとつ視標で単眼矯正視力1.0以上の際、logMAR値0.00〜-0.60(0.05間隔)の字ひとつLandolt環視標(FUJIFILM Imagetec社製)で再測定した。結果:遮閉視力平均は健眼-0.28±0.06、弱視眼-0.09±0.13、...
Satou T, Takahashi Y, Ito M, Mochizuki H, Niida T
Clinical ophthalmology (Auckland, N.Z.)   12 339-344   2018   [Refereed]
重度脳性麻痺児(者)における視機能評価方法
小町 祐子, 新井田 孝裕
特殊教育学研究   55(3) 123-132   Oct 2017
本研究は、評価の難しい重度脳性麻痺児(者)の視機能評価方法を検討することを目的とした。施設入所の24例を対象に9項目の簡便かつ汎用的な方法を用いて視反応の状態を3段階で評価し、クラスター分析を用いて結果を検討した。対象児(者)の視機能は、光覚反応と対光反射の有無による「G1.視反応(-)群」および「G2.光覚反応群」、片眼遮閉による視野の妨げに対して回避反応を示す「G3.回避反応・注視・追視群」、周辺への注意の移動能力がみられる「G4.瞥見視野反応群」、縞視標の弁別可能な「G5.縞視標反応...
鈴木 賢治, 新井田 孝裕, 原 直人, 藤山 由紀子
臨床眼科   71(9) 1407-1413   Sep 2017
目的:アイトラッカーを用いて能動的に誘発されるlook optokinetic nystagmus(LOKN)と,受動的に誘発されるstare optokinetic nystagmus(SOKN)の差異を検討する。対象と方法:対象は健常者23名,視線位置の測定にはアイトラッカーTobii TX300を使用した。視覚刺激は0.3cycles/degreeの矩形波チャートを水平方向へ5秒間ずつ5,10,15degree/s(dps)の速度で移動させた。視線位置からOKNの緩徐相速度を算出し,...
小野里 規子, 原 直人, 新井田 孝裕, 田川 朝子
神経眼科   34(1) 46-53   Mar 2017
目的:多発性硬化症の乳頭黄斑線維を含む鼻側黄斑部網膜内層厚の網膜神経線維層と網膜神経節細胞層+内網状層について比較検討を行った。対象・方法:多発性硬化症13名26眼、正常眼42名73眼。スペクトラルドメイン光干渉断層計(spectral-domain OCT:SD-OCT)を用い、視神経炎の既往の有無・罹病期間・年齢による変化・総合障害度スケール(expanded disability status scale:EDSS)について検討した。結果:視神経炎の既往がなくても網膜神経節細胞層の菲...
Satou T, Ishikawa H, Asakawa K, Goseki T, Niida T, Shimizu K
Neuro-ophthalmology (Aeolus Press)   40(3) 120-124   Jun 2016   [Refereed]
Ito M, Shimizu K, Handa T, Ishikawa H, Niida T
The American orthoptic journal   65 67-72   2015   [Refereed]
Hirano D, Minagawa C, Umehara S, Hayashi K, Onose Y, Sekimori H, Taniguchi T, Komachi Y, Shimoizumi H, Niida T.
Clin Case Rep Rev   1(8) 179-181   2015   [Refereed]
Hirano D, Hayashi K, Onose Y, Ishii M, Miyauchi M, Sekimori H, Taniguchi T, Shimoizumi H, Niida T.
Int J Phys Med Rehabil   3 271   2015   [Refereed]
Ito M, Shimizu K, Niida T, Amano R, Ishikawa H
Journal of cataract and refractive surgery   40(8) 1349-1354   Aug 2014   [Refereed]
多職種連携による重症心身障害児(者)の客観的視機能評価法
新井田 孝裕, 内山 仁志, 鈴木 賢治, 小町 祐子, 山田 徹人, 靱負 正雄, 谷口 敬道, 関森 英伸, 平野 大輔, 恩田 幸子, 金子 忍, 望月 浩志, 下泉 秀夫, 青木 恭太
日本重症心身障害学会誌   39(1) 3-12   Apr 2014
重症心身障害児(者)(以下、重症児(者))は、視覚刺激に対する応答が不明瞭であり、実際にどこまでどのように見えているのか正確に捉えることは難しい。今回、視能訓練士、眼科医と療育に携わっている作業療法士、言語聴覚士、小児科医の多職種が連携し、工学系研究者の協力の下で客観的視機能評価を試み、以下の成果を得た。1.興味を引く動物のキャラクター画像の反転刺激を用いて、パターン反転で得られる従来波形に極めて類似した視覚誘発電位を抽出できることが判明した。2.従来刺激では明瞭な対光反応の見られなかった...
Shinomiya Y, Yamada T, Suzuki K, Komachi Y, Niida T
Strabismus   21(2) 74-77   Jun 2013   [Refereed]
Handa T, Mukuno K, Niida T, Uozato H, Shoji N, Ishikawa H, Shimizu K
The American orthoptic journal   59 84-92   2009   [Refereed]
Masaoka Kenichiro, Niida Takahiro, Murakami Miya, Suzuki Kenji, Sugawara Masayuki, Nojiri Yuji
HUMAN VISION AND ELECTRONIC IMAGING XIII   6806    2008   [Refereed]
Emoto Masaki, Niida Takahiro, Okano Fumio
JOURNAL OF DISPLAY TECHNOLOGY   1(2) 328-340   Dec 2005   [Refereed]
Handa T, Mukuno K, Uozato H, Niida T, Shoji N, Shimizu K
Optometry and vision science : official publication of the American Academy of Optometry   81(5) 377-383   May 2004   [Refereed]
PURPOSE: To investigate the relation between sighting and sensory eye dominance and attempt to quantitatively examine eye dominance using a balance technique based on binocular rivalry.
METHODS: The durations of exclusive visibility of the dominan...
Handa T, Mukuno K, Uozato H, Niida T, Shoji N, Minei R, Nitta M, Shimizu K
Journal of cataract and refractive surgery   30(4) 769-774   Apr 2004   [Refereed]
Diurnal variation of human corneal curvature in young adults.
Handa T, Mukuno K, Niida T, Uozato H, Tanaka S, Shimizu K
Journal of refractive surgery (Thorofare, N.J. : 1995)   18(1) 58-62   Jan 2002   [Refereed]
PURPOSE:

To elucidate the diurnal variation of human corneal curvature with regard to gender and menstrual cycle.

METHODS:

Changes in corneal curvature and intraocular pressure (IOP) were measured over 24 hours in 14 young adults using cornea...
NiidaT, Stein BE, McHaffie JG
J of Neurosci   17(21) 8550-8565   Nov 1997   [Refereed]
Kimura S, Niida T, Mukuno K, Ishikawa S
Jpn J Ophthalmol   41(4) 203-208   1997   [Refereed]
In cats and monkeys, we examined the parasympathetic component of the oculomotor complex, which directly innervates the ciliary muscle, using horseradish peroxidase (HRP). Labeled neurons of varying form and size were found in the Edinger-Westphal...
Interaction of visual cortical areas with the hippocampus in monkeys
Yukie M, Niida T, Suyama H, Iwai E
Neurosciences   14 297-302   1997   [Refereed]
Transneuronal retregrade degeneration in adult monkey retina following ablation of the striate cortex.
Niida T, Mukuno K, Ishikawa S, Iwai E.
In Vision, Memory, and the Temporal Lobe, ed. Iwai, E. & Mishkin, M., New York: Elsevier.   pp369-375   Jul 1990
Quantitative measurement of upper eyelid movements
Niida T, Mukuno K, Ishikawa S
QuantitativeJpn J Ophthalmol   31(2) 255-264   1987   [Refereed]
A simple and noncontact method for recording
upper eyelid movement by means of a solid
state image sensor has been developed.
Physiological parameters of blink and lid movements during gaze change were studied in 30 normal subjects. Maximum vel...

Misc

 
視線解析装置における頭位変化による測定誤差の検討
四之宮 佑馬, 高橋 由嗣, 野上 豪志, 新井田 孝裕
眼科臨床紀要   11(4) 265-268   Apr 2018
目的:タワーマウント型の視線解析装置を用いたときの頭部置き直しと頭位回転が測定誤差に与える影響について検討した。対象および方法:対象は屈折異常以外に眼疾患のない成人16名。視線位置はEyelink 1000 PLUS(Binocular Tower Mount、SR Research Ltd.)で記録された。課題として眼前65cmのモニタに視角の0.5°の白丸を10°間隔で15ヶ所(5例×3行)に提示し、これを順に固視させた。校正を実施した直後および頭部置き直し後に課題を実施した。さらに頭...
視線解析装置を用いた衝動性眼球運動速度の検討
高橋 由嗣, 四之宮 佑馬, 佐藤 司, 野上 豪志, 新井田 孝裕
眼科臨床紀要   11(4) 269-272   Apr 2018
目的:視線解析装置EyeLink 1000 PLUSを用いて衝動性眼球運動saccadic eye movement(SEM)速度を検討する。対象および方法:対象は成人20名。振幅5°、10°、20°、30°、40°の衝動性眼球運動の速度をEyeLink 1000 PLUS(SR Research社製、標本化周波数:1,000Hz)で計測した。解析は最高速度(以下;Vmax)の平均値を算出し、内転と外転に分け振幅間で比較した。統計解析には分散分析を用いた。結果:Vmaxは外転5°で328±...
アイトラッカーを用いた無指示時の視運動性眼振の分類
鈴木 賢治, 新井田 孝裕, 原 直人, 藤山 由紀子
眼科臨床紀要   11(3) 220-225   Mar 2018
目的:視運動性眼振(OKN)は刺激への注意の仕方でlook OKN(LOKN)とstare OKN(SOKN)に分類できる。今回、特別な指示を与えないときのOKNをLOKNとSOKNに分類することを目的とした。対象および方法:対象は成人24名。視覚刺激は0.3 cycles/degreeの矩形波チャートを水平に5、10、15 degree/sec(dps)で10秒ずつ移動させた。最初に特別な指示を与えず、次にLOKNとSOKNの指示を与えて測定した。測定にはアイトラッカー(Tobii TX...
国際医療福祉大学大田原キャンパスにおける関連職種連携実習 学習理論による実習の分析
下井 俊典, 橋本 光康, 糸井 裕子, 貞清 香織, 奥村 隆彦, 高村 直裕, 小渕 千絵, 小森 規代, 伊藤 美沙絵, 望月 浩志, 室井 健三, 座間 佳男, 加藤 尚子, 二木 恵子, 百瀬 泰行, 前澤 佳代子, 杉山 奈津子, 坪倉 繁美, 新井田 孝裕
国際医療福祉大学学会誌   23(1) 89-102   Mar 2018
医療保健福祉の学際的教育カリキュラムである多職種間教育(以下、IPE)は、まだ国際的にも歴史の浅いことから、その方法論や評価方法について検討されつつある教育分野である。そうしたIPEの方法論や評価方法の検討の際には、教育学の先人たちが構築してきた学習理論の理解が必要である。そこで本稿では、まず大田原キャンパスで実施されているIPEカリキュラムの1つである関連職種連携実習の変遷を概観し、同実習の背景理論として社会的構成主義、同実習の学習方略として協同学習と省察について述べる。加えて、同実習で...
眼位検査経験者と未経験者における眼位ずれの認識の差異
望月 浩志, 阿久津 美歩, 原 郁美, 真柄 百香, 三森 奈菜, 藤山 由紀子, 新井田 孝裕
眼科臨床紀要   11(2) 117-121   Feb 2018
目的:眼位検査経験者と未経験者の眼位ずれの認識の差異について検討した。対象および方法:眼位検査経験のある21名(平均年齢21.6±0.5歳)と経験のない21名(平均年齢20.4±1.3歳)を対象とした。60cm離れた23インチモニターに、人工的に作成した片眼の眼位ずれの角度が様々な同一人物(日本人女性)の等身大顔画像を1枚ずつ提示し、どちらの眼がどの方向にずれているか、またはずれていないかを答えてもらった。角度は、上下内外4方向の0、4、8、12、16、20、25、30Δとした。結果:両群...
野上 豪志, 佐藤 司, 伊藤 美沙絵, 新井田 孝裕
日本視能訓練士協会誌   46 217-223   Dec 2017
【目的】コンタクトレンズによる角膜形状変化(Corneal warpage)は可逆的変化として知られており、屈折矯正手術前にはコンタクトレンズの装用を中止して角膜形状の安定に努めることが重要である。今回、ソフトコンタクトレンズ(SCL)装用中止後のCorneal warpageの持続期間について検討したので報告する。【対象及び方法】角膜表面に影響を与えるような眼疾患(外傷、浮腫、他)や眼科手術歴がなく、屈折異常をSCLで矯正している24眼(平均年齢21±2歳)を対象とした。角膜形状の測定は...
小野里 規子, 原 直人, 藤山 由紀子, 新井田 孝裕
眼科   59(8) 835-841   Aug 2017
症例は6歳6ヵ月の女児で、生後まもなくTreacher Collins syndromeと診断されていた。構音障害に対し当大学の言語聴覚センターへ通院中に、母親が患児の視機能を心配して相談したところ当科を勧められて来院された。完全屈折矯正度数で眼鏡処方を行った。しかし、瞼裂の形状と眼球陥凹により、適正な頂間距離12mmで合わせると眼の高さよりも眼鏡が上方に位置し、逆に高さを合わせようとすると頂間距離が離れすぎてしまうといったフィッティングの問題が生じた。大きめのフレームを選択し、前傾角を鋭...
高橋 由嗣, 佐藤 司, 伊藤 美沙絵, 望月 浩志, 新井田 孝裕
臨床眼科   71(6) 893-898   Jun 2017
目的:未就学児での眼位と近見立体視を主とした両眼視機能の報告。対象と方法:栃木県大田原市内の保育園と幼稚園に在籍する3〜6歳の1,597人を対象とした。眼位は交代遮蔽試験,近見時の立体視はTitmus stereo testで評価した。結果:全体の2.3%に眼位異常があり,うち45.9%には眼科受診歴がなかった。正常範囲外にある近見時の立体視は,全体の4.4%にあり,うち42.6%では眼科的な異常所見はなかった。結論:視力だけではなく,両眼視機能が発達段階にある未就学児では,両眼視機能検査...
心因反応と近見反応痙攣を呈した広汎性発達障害児の1例
丸山 明穂, 小野里 規子, 藤山 由紀子, 新井田 孝裕
眼科臨床紀要   10(6) 493-497   Jun 2017
背景:発達障害児は周囲にその特徴を理解されないために起こる二次的な問題として心身症がある。今回、心因反応と脳波の異常が複合的に作用し近見反応痙攣を発現した可能性のある広汎性発達障害児の1例を報告する。症例:9歳男児。2009年9月広汎性発達障害と診断され作業療法を開始。2015年4月脳波の異常を認め抗てんかん薬を服用開始。MRIは正常だった。同年6月学校健診で視力低下を指摘され当科受診。視力検査でトリック法に反応し眼科的な器質的異常を認めず心因性視覚障害を疑った。7ヵ月後調節痙攣、縮瞳、輻...
小児の正常発達シリーズ【第5回】認知能力 視力の発達
高橋 由嗣, 新井田 孝裕
小児内科   49(5) 762-766   May 2017
若年性脳梗塞によりClaude症候群を発症しその後斜位近視を呈した1例
塚原 麻由佳, 小野 里規子, 原 直人, 新井田 孝裕
眼科臨床紀要   10(4) 322-325   Apr 2017
背景:Claude症候群は病側の動眼神経麻痺と対側の小脳失調を特徴とする症候群である。今回、Claude症候群発症後に斜位近視を呈した症例を経験したので原因について考察する。症例:40歳男性。仕事中に右眼が外を向き、歩くと左へ傾く症状で当院受診。MRI画像にて右脳幹部中脳網様体に高信号を認め、Claude症候群と診断された。発症5日後に眼科受診し右眼の軽度眼瞼下垂と上転・内転障害を認めたが瞳孔不同は認めなかった。発症2ヵ月後には眼球運動は改善し、9ヵ月後には正位に持ち込めるまで改善した。発...
佐藤 司, 高橋 由嗣, 伊藤 美沙絵, 望月 浩志, 新井田 孝裕
臨床眼科   71(3) 409-414   Mar 2017
目的:未就学児の他覚的屈折値と遠方裸眼視力を後ろ向きに調査した。対象と方法:3〜6歳の1,597人3,194眼を対象として,自然瞳孔下の他覚的屈折値と遠方裸眼視力について検討した。他覚的屈折値と遠方裸眼視力から屈折異常の矯正が必要な児の割合とその眼鏡未装用率を算出した。結果:他覚的屈折値は非正規分布を示し,中央値は-1.06Dであった。両眼ともに視力1.0以上であった割合は84.5%,0.7未満の割合は1.3%,左右差を認めた割合は2.1%であった。屈折異常の矯正が必要な児は2.4%であり...
視線解析装置を用いた衝動性眼球運動の連続施行による疲労の検討
高橋 由嗣, 四之宮 佑馬, 鈴木 賢治, 野上 豪志, 小野 弓絵, 新井田 孝裕
眼科臨床紀要   10(2) 134-137   Feb 2017
目的:衝動性眼球運動saccadic eye movement(SEM)の連続施行による筋負荷前後の眼球運動を視線解析装置で計測し、最大速度(以下;Vmax)の変化から筋疲労の有無を検討したので報告する。対象および方法:被験者は屈折異常以外の眼疾患のない成人13名。視線位置はEyelink 1000PlusのBinocular Tower Mount型(SR research社製、サンプリングレート:500Hz)で記録された。眼前65cmに27インチのモニタを設置し、視標には視角0.5°の...
視線解析装置による健常成人の衝動性眼球運動の潜時計測
四之宮 佑馬, 高橋 由嗣, 鈴木 賢治, 野上 豪志, 小野 弓絵, 新井田 孝裕
眼科臨床紀要   10(2) 138-142   Feb 2017
目的:視線解析装置を用いて注意の状態の異なる4つの課題の衝動性眼球運動の潜時(SRT)を計測し比較検討した。対象および方法:対象は屈折異常以外に眼疾患のない成人22名。視線位置はEyelink 1000Plus(Binocular Tower Mount、SR Research Ltd.)で記録された。眼前65cmに視角0.5°の視標を提示し、中心固視点から左右5°への視線転換時のSRTを計測した。固視点の消灯と同時に視標を提示するstep課題、視標の点灯前に200msの間隙を設けるgap...
ゲーム機器が近見反応に与える影響の検討
太田 陸, 原 直人, 古川 珠紀, 内山 仁志, 新井田 孝裕
眼科臨床紀要   10(1) 28-31   Jan 2017
目的:デジタルデバイスが若年者の視機能に与える影響を明らかにするため、ゲーム機器による疲労、近見反応への影響を検討した。対象および方法:22.1±0.6歳の若年者7名(男性1名、女性6名)に対し、ゲーム機器による課題前後で疲労度、眼位、調節安静位、調節動的反応を測定した。視覚探索課題としてAdvance Trail Making Testを3DSLL(任天堂社製)に呈示し、視距離20cmで90分間連続操作させた。結果:疲労度は5.57±6.32mmから55.29±15.84mmまで有意に増...
遠視性不同視弱視の健眼視力の分布と両眼視力差に関する検討
吉田 美穂, 新井田 孝裕, 内山 仁志, 三浦 菜都子, 鈴木 愛理, 野田 英一郎
眼科臨床紀要   10(1) 44-48   Jan 2017
目的:遠視性不同視弱視の健眼最高視力を測定し、その分布と両眼視力差を検討した。対象および方法:対象は遠視性不同視弱視35例(4.0〜11.2歳、平均6.5±2.0歳)。はんだや社製単独視標で視力測定後、logMAR値で0.00〜-0.60(0.05間隔)の字ひとつLandolt環視標(FUJIFILM Imagetec社製)で再測定した。結果:視力の平均は健眼-0.25±0.99、弱視眼-0.04±0.16、両眼視力差の平均は0.21±0.12で、全例で健眼が弱視眼を上回った。健康視力-0...
視線解析装置による遠見・近見での片眼遮閉時の眼位測定と交代プリズム遮閉試験での眼位の比較
四之宮 佑馬, 高橋 由嗣, 野上 豪志, 新井田 孝裕
眼科臨床紀要   9(3) 230-233   Mar 2016
目的:遠見と近見で視線解析装置による眼位検査を実施し、交代プリズム遮閉試験(APCT)による眼位と比較した。対象および方法:対象は屈折異常以外に眼疾患のない成人12名。眼前60cmに視線解析装置(Tobii TX300)とモニタを設置し較正を行い、次いでモニタを除去して5mもしくは33cmの視標を注視させ、片眼を近赤外光の透過する板で遮閉して得た両眼の眼球運動データから眼位を算出し、APCTによる眼位との相関を検討した。結果:視線解析装置による右眼固視の眼位の平均は遠見-3.4Δ(外斜偏位...
視線解析装置を利用した融像除去眼位測定における遮閉時間の検討
高橋 由嗣, 四之宮 佑馬, 野上 豪志, 新井田 孝裕
眼科臨床紀要   9(3) 234-237   Mar 2016
目的:視線解析装置を用いて遮閉下の視線を解析し最初に眼位が安定するのに必要な遮閉時間を計測することで融像除去眼位測定における遮閉時間の目安を検討した。対象および方法:被験者は屈折異常以外の眼疾患のない成人12名(平均年齢:22.8±4.4歳、平均眼位:遠見-8.4±10.5Δ、近見-3.6±4.9Δ)。各被験者の視線解析にはTobii TX300を用いた。眼前60cmで両眼のキャリブレーションを行い、モニタを取り除いて5m、33cmに提示された視標を注視させ、片眼に近赤外光を通過させる遮閉...
脳梁欠損症に似た高度水頭症症例の両眼視機能
望月 浩志, 原 直人, 内山 仁志, 小町 祐子, 塚原 麻由佳, 小野 里規子, 新井田 孝裕
眼科臨床紀要   9(3) 264-267   Mar 2016
目的:高度水頭症症例の残存視機能について報告する。症例:55歳女性。頭部MRI画像で認められた脳幹より上部の脳室全体の顕著な拡大所見と出生時に吸引分娩であったということから先天性水頭症と考える症例である。視力は、完全屈折矯正下で右眼1.0、左眼0.7であった。眼位は左眼の10Δ外斜視、12Δ上斜視で、左眼固視時に増強する顕性潜伏眼振を認めた。肉眼的眼球運動検査で異常は認められず、輻湊近点は眼前14cmであった。Bagolini線条ガラス試験やTitmus stereo test、大型弱視鏡...
VDT作業に使用する遮光レンズのコントラスト視力装置CAT2000を用いた視機能評価 遮光レンズ眼鏡の自覚的、他覚的選択方法の見直し
堀口 涼子, 原 直人, 内山 仁志, 鈴木 賢治, 古川 珠紀, 高橋 由嗣, 新井田 孝裕
あたらしい眼科   32(10) 1499-1502   Oct 2015
目的:各種遮光レンズ装用下でコントラスト視力測定を行い、その有効性について検討した。対象および方法:矯正視力1.2かつ眼疾患のない大学生46名を対象とした。実験(1):東海光学製遮光レンズCCP400シリーズの5種類のレンズ(Fallen leaves:FL、Spring Color:SC、Trunk:TR、Middle Gray:MG、Light Gray:LG)を用いて、夏の強い日差しの屋外を見た際、そしてPC画面で作業をしたときに、もっとも快適な視界が得られたレンズを選択させた。実験...
網膜色素変性症の羞明生起における特異的波長
山田 明子, 新井田 孝裕, 靱負 正雄, 仲泊 聡
あたらしい眼科   32(9) 1349-1354   Sep 2015
網膜色素変性症(retinitis pigmentosa:RP)患者の羞明に特異的な波長光について検討した。対象を直径2°以上の中心視野を有するRP患者20名(RP群)と晴眼者20名(統制群)とし、直径2°円形の単波長刺激(6波長、各波長2段階の強さの12種)を暗室内で擬似ランダムに呈示し、羞明の程度を9段階(1:「眩しさを感じない」から9:「耐えられない眩しさ」まで)から主観的に評価してもらった。群間比較では、RP群は統制群に比べて、484nm 0.50log cd/m2時の評価値が有意...
外斜視における交代遮蔽時と単眼時の衝動性眼球運動の潜時
四之宮 佑馬, 山田 徹人, 新井田 孝裕
眼科臨床紀要   8(7) 518-519   Jul 2015
ビデオ映像による眼瞼開度計測
青木 恭太, 新井田 孝裕
電子情報通信学会技術研究報告(MEとバイオサイバネティックス)   115(116) 23-28   Jun 2015
重症心身障害児・者においては、表出される情報の中で眼球の動きや眼瞼の動きが大きな比重を占める。眼球の動きに関しては専用の測定機器を用いて計測されている。一方、眼瞼開度は、ビデオカメラなどで目領域を大きく撮影することなしには、その計測が困難で自動化されていない。本研究では、一般的に利用可能なビデオ映像を用いて被験者の動きを束縛することなく、眼瞼の開度を自動的に計測する方式を実現し、その有効性を実験で確認した。(著者抄録)
望月 浩志, 門馬 愛美, 新井田 孝裕
神経眼科   32(2) 148-153   Jun 2015
呼吸が瞳孔径にどのような影響を及ぼすのかを周波数解析を用いて検討した。若年者8名に対して、15分間の暗順応の後、仰臥位でメトロノームを用いてリズムを統制した呼吸を指示し、呼吸開始から3分後に赤外線電子瞳孔計を用いて瞳孔径を1分間連続的に記録した。呼吸リズムは6、10、15、30回/分の4パターンとし、瞳孔径は高速フーリエ変換を用いた周波数解析を行い、呼吸リズムと比較した。8名中6名で、呼吸リズムに一致した瞳孔の揺らぎが観察され、特に6回/分のゆっくりとした呼吸リズムで顕著であった。瞳孔の揺...
原 涼子, 安藤 智子, 新井田 孝裕
日本視能訓練士協会誌   43 65-71   Dec 2014
【目的】視能訓練士の熟達化は患者の見え方の質、生活の質の向上につながると考えられるが、視能訓練士の熟達の定義は未だ為されていない。本研究では視能訓練士の熟達像を構成する要素について調査した。【対象及び方法】東京都、静岡県および栃木県の大学病院勤務の視能訓練士19名(平均職歴6.1年)、眼科医5名(平均職歴22.2年)を対象に、電子メールやインタビューで「どのような視能訓練士が熟達者だと思いますか」と質問した。得られた回答はKJ法を援用し、記述内容の類似性に基づいて整理しカテゴリに分類した。...
重症心身障害児(者)における視機能評価方法の検討
小町 祐子, 新井田 孝裕, 鈴木 賢治, 内山 仁志, 谷口 敬道, 関森 英伸, 平野 大輔, 梅原 幸子, 下泉 秀夫
日本重症心身障害学会誌   39(2) 316-316   Aug 2014
青年健常者の視力の分布
鈴木 賢治, 新井田 孝裕, 山田 徹人, 鎌田 泰彰, 佐藤 直美, 志賀 木綿子, 永田 暁子
眼科臨床紀要   7(6) 421-425   Jun 2014
目的:青年健常者の単眼視力と両眼視力を測定し、その分布と両眼加算について検討した。対象および方法:対象は屈折異常以外に器質的眼疾患を有さない年齢19〜22歳(20.3±0.8歳)の39名で、強度以上の屈折異常と不同視は除外した。測定にはlogMAR値で0.00〜-0.60まで0.05間隔の字ひとつランドルト環視標(FUJIFILM Imagetec社製)を使用し、8方向無作為に10回提示し、6回以上正答した値を視力とした。非測定眼は半透明オクルーダで遮閉し、瞳孔径を写真撮影にて計測した。結...
重症心身障害児(者)の視機能評価 視力・視反応と重症度の検討
小町 祐子, 新井田 孝裕, 鈴木 賢治, 山田 徹人, 靱負 正雄, 関森 英伸, 平野 大輔, 恩田 幸子, 金子 忍, 下泉 秀夫, 青木 恭太
日本重症心身障害学会誌   38(1) 119-126   Apr 2013
視覚専門職が作業療法士と協働し、施設入所の重症心身障害児(者)50名に対して他覚的屈折値と視力・視反応を慣用的手法で評価し、結果を重症度区分である横地分類(改訂大島分類)と比較した。他覚的屈折検査で46%に2D以上の乱視を認めた。定量的視力評価は30名で実施でき、その平均小数視力は0.088であった。小数視力0.05未満の症例は知能レベルA、Bのみに存在した。18名は視運動性眼振誘発、驚愕刺激による反射性瞬目、光覚反応のいずれかで視反応が確認され、2名は光覚反応がなかった。知能および移動機...
神経眼科入門シリーズ 眼瞼 瞬目
新井田 孝裕
神経眼科   29(2) 204-212   Jun 2012
重症心身障害者の療育における視環境整備の試み 視能訓練士と作業療法士の協働による成果
小町 祐子, 新井田 孝裕, 鈴木 賢治, 関森 英伸, 平野 大輔, 林 香織, 恩田 幸子, 下泉 秀夫
眼科臨床紀要   5(3) 260-265   Mar 2012
背景:重症心身障害児・者への質の高い発達・療育援助活動において、視覚の保障は重要である。数年来趣味活動として取り組んでいたビーズ通しに集中力の低下がみられた事例に対し、視能訓練士が作業療法士と連携して視環境整備を試みた。事例報告:45歳女性、精神発達遅滞および脳性麻痺。Teller acuity cardにて右視力0.21、左視力0.32、軽度遠視と交代性上斜位を認めた。週2回取り組んでいたビーズ通し作業継続時間に短縮傾向がみられ加齢による近見障害が疑われたが、眼鏡装用には強い抵抗を示した...
新井 智絵, 山田 徹人, 新井田 孝裕, 三柴 恵美子, 小町 祐子, 小野里 規子, 四之宮 佑馬, 鈴木 賢治, 永井 重之, 古川 珠紀
日本視能訓練士協会誌   40 53-60   Dec 2011
【目的】水平斜視手術の効果を検討した。【対象および方法】対象は国際医療福祉大学病院で平成17年3月〜平成22年3月に水平斜視手術を行った27例(内斜視8例と外斜視19例)で、手術時年齢は4〜18歳(8.0±3.4歳)であった。術前にPrism Adaptation Testを行い、外斜視ではさらにBasic Deviation(起床時から夕方までの一眼遮閉)で測定した斜視角を参考に手術量を決定した。内斜視の手術量はSPCTの値を用いた。術式は全例両眼等量後転術である。術後はSPCT、APC...
三柴 恵美子, 新井 智絵, 柏渕 真紀, 古川 珠紀, 新井田 孝裕
日本視能訓練士協会誌   40 151-157   Dec 2011
目的:臨地実習を体験する過程で学生たちはどのようなことに戸惑っているのか、指導者の指導に対する満足度や実習内容などの実態を具体的に把握することで、視能訓練士教育における重要な位置を占める臨地実習をより充実したものにし、よりスムーズに行えるようにすることが目的である。対象および方法:対象は、著者が所属する視機能療法学科の4年次生141名である。臨地実習に関するアンケート調査は、平成19年〜21年の3年間、前期および後期臨地実習終了後に実施した。結果:アンケートの結果から、学生たちがさまざまな...
小町 祐子, 新井田 孝裕, 三柴 恵美子, 鈴木 賢治, 平塚 英治
日本視能訓練士協会誌   40 159-165   Dec 2011
目的:筆者らは、過去の研究で、視能訓練士養成教育におけるガイドヘルプ実践学習の学生側の効果について報告した。本研究では、実践学習を受け入れる側の心理を理解する目的で、アンケート調査を実施した。対象・方法:日本網膜色素変性症協会栃木支部主催の講演会等参加者のうち、協力の得られた35名を対象にアンケート調査を実施し、結果を検討した。結果:学生ガイドについて、「いてくれると安心」89%、「今後も来て欲しい」97%など、肯定的意見が多かった。学生ガイドに来てほしい理由として、「安心」という他に「学...
重症心身障害児・者の療育における視覚を活かす支援への取り組み 屈折と眼位
小町 祐子, 新井田 孝裕, 鈴木 賢治, 靱負 正雄, 山田 徹人, 谷口 敬道, 平野 大輔, 恩田 幸子, 関森 英伸, 金子 忍, 下泉 秀夫, 青木 恭太, 村山 慎二郎
視覚リハビリテーション研究   1(1) 43-47   Dec 2011
外斜位における交代遮閉時の衝動性眼球運動の潜時
四之宮 佑馬, 山田 徹人, 新井田 孝裕
眼科臨床紀要   4(9) 856-862   Sep 2011
目的:外斜位の交代遮閉時の衝動性眼球運動の潜時saccadic reaction time(SRT)が正常者より遅延するのかを知るために、外斜位を対象として交代遮閉時のSRTを測定した。さらに網膜刺激部位によるSRTの相異について検討した。対象:19〜27歳の外斜位10名と正位10名。矯正視力(1.2)以上で眼位異常以外の器質的眼疾患のない者とした。結果:外斜位10名の交代遮閉時のSRTの平均は203.5ms、単眼時は179.6msであった。正位10名の交代遮閉時は226.7ms、単眼時は...
近赤外分光法による後頭葉視覚野脳血流動態の観察
小町 祐子, 新井田 孝裕, 新井 智絵, 谷口 敬道, 武田 湖太郎
眼科臨床紀要   4(2) 180-185   Feb 2011
目的:ヒトの脳活動を非侵襲的に計測できる近赤外分光法near-infrared spectroscopy(NIRS)を用いて健常成人の両眼融像刺激と両眼視野闘争刺激(以下;闘争刺激)に対する後頭葉視覚野の活動を比較した。対象および方法:21〜22歳の視覚健常者10名を対象とした。後頭葉Oz近傍を関心領域として酸素化ヘモグロビン・脱酸素化ヘモグロビン濃度長変化を計測した。視覚刺激は視角2°、空間周波数4cpdの矩形波刺激を使用し、融像刺激および縞を直交させた闘争刺激を25秒のレストを挟んで各...
青年健常者の視力の分布と両眼加算
鈴木 賢治, 新井田 孝裕, 山田 徹人, 四之宮 佑馬, 大谷 聡子
日本眼科学会雑誌   114(12) 1044-1045   Dec 2010
ロービジョン者におけるガボールパッチを用いたコントラスト感度測定
小町 祐子, 山田 徹人, 新井田 孝裕
あたらしい眼科   27(12) 1753-1758   Dec 2010
既存のコントラスト感度(contrast sensitivity function:CSF)測定装置では高度な視機能低下を示すロービジョン者での測定は困難である。そこで低い空間周波数域を測定できるCSF測定装置を試作しロービジョン者のCSF測定を行った。対象は中心視野が保たれている網膜色素変性症患者、視力0.02〜1.2の8名とした。CRTディスプレイ上に左右30°傾けたガボール刺激を呈示し、傾きの方向の応答によりCSFを測定した。全例0.12〜2.4cycles/degree(以下cpd...
三柴 恵美子, 平塚 英治, 小町 裕子, 鈴木 賢治, 新井田 孝裕
日本視能訓練士協会誌   39 233-238   Dec 2010
目的:ロービジョン者がどのくらい視覚補助具を保有しているのか、またそれらを有効利用できているか、もしできていないならその要因は何かということを検討するため、JRPS(日本網膜色素変性症協会)栃木県支部の協力を得て、アンケート調査を行った。対象と方法:対象は、JRPS栃木県支部会員49名のうち、回答のあった29名である。方法は、ロービジョン者用にアンケート形式を工夫し、郵送にて行った。結果:保有視覚補助具数は、平均3.6種類だった。遮光眼鏡、白杖、携帯用ルーペ、拡大読書器の順で多かった。視覚...
コントラスト感度と眼優位性の関連性について 不同視弱視
安藤 和歌子, 伊藤 美沙絵, 新井田 孝裕, 石川 均, 清水 公也
眼科臨床紀要   3(1) 65-69   Jan 2010
目的:不同視弱視既往例のコントラスト感度と眼優位性について検討した。対象と方法:遠視性不同視弱既往をもつ33例(平均年齢10.7±3.8歳)を眼優位性の強さで2群に分類して以下の5項目(治療開始時の年齢、治療開始時の弱視既往眼視力と屈折度、治療開始時の不同視量、治療終了時の年齢)とコントラスト感度について検討した。眼優位性の強さは両眼闘争binocular rivalry時の排他的優位性である一眼のみの自覚時間で評価した。両眼闘争を60秒間測定し、左右眼の自覚優位時間差が10秒未満を弱度群...
小町 祐子, 三柴 恵美子, 新井田 孝裕, 山口 幸子, 平塚 英治
日本視能訓練士協会誌   38 329-335   Nov 2009
視覚障害者団体の相談会にボランティアとして参加した本学科4年生43名を対象にアンケート調査を行い、その教育効果について検討した。1)臨地実習で相談会でのボランティア体験が役立ったと回答した学生は87%と高率であった。2)臨床実習の際にボランティア体験が役立った場面・状況としては、「誘導」や「接遇」が全体の95%を占めていた。3)役立った相談会のプログラムとしては、会員との交流会が63%、視野狭窄体験が56%、ボランティア全体が40%であった。4)プログラムごとの対象者理解の内容については、...
急性内斜視の2症例
松田 英里子, 山田 徹人, 三柴 恵美子, 新井田 孝裕, 菊池 通晴
あたらしい眼科   25(8) 1173-1176   Aug 2008
手術療法を行った急性内斜視の2症例を報告する。症例1は18歳、男性。突然の複視とともに内斜視を認めた。眼球運動に制限はなく、生理学的・神経学的検査でも異常は認められなかった。発症後、徐々に斜視角は増加し遠見・近見ともに40Δの内斜視を認めた。症例2は10歳、女児。学校検診で内斜視を指摘された。発症後、Fresnel膜プリズム装用にて正位を保っていたが、斜視角は増加し再び複視を自覚した。2症例ともに発症6ヵ月後に手術療法を行い、術後複視は消失し良好な眼位を維持している。しかし、両眼視機能の結...
眼内レンズによるモノビジョン法の視機能と満足度評価
伊藤 美沙絵, 清水 公也, 天野 理恵, 新井田 孝裕, 戸塚 悟, 飯田 嘉彦, 庄司 信行
日本眼科学会雑誌   112(6) 531-538   Jun 2008
目的:眼内レンズによるモノビジョン法の視機能と満足度の評価を行い,年齢についても検討した.対象と方法:対象は,本法を施行した82例(49〜87歳)である.視機能の評価は,屈折度・全距離視力・コントラスト感度・近見立体視で行い,満足度の評価は術前後のアンケートで行った.さらに対象を年齢で3群(A群;60歳未満,B群;60歳以上70歳未満,C群;70歳以上)に分けて同じ項目について検討した.結果:術後の平均屈折差は2.27D(A群2.39D,B群2.30D,C群2.20D)で,遠方から近方まで...
正常者における交代遮蔽時の衝動性眼球運動の潜時 Gap課題
鶴羽 美里, 山田 徹人, 四之宮 佑馬, 新井田 孝裕
眼科臨床紀要   1(3) 240-246   Mar 2008
交代遮蔽試験において再固視は衝動性眼球運動によりなされる。正常者において交代遮蔽時の衝動性眼球運動の潜時は通常の再固視時に比べて遅延していたと報告されている。衝動性眼球運動の潜時の分布はいくつかの成分からなり、最も潜時の短いものはexpress saccadesと呼ばれており、Gap課題(中央の固視標を消灯させ周辺後に視標を点灯する課題)で多く生じる。このGap課題において交代遮蔽時で衝動性眼球運動の潜時が遅延するのかを知るために、正常者を対象としてGap課題での交代遮蔽試験で生じる衝動性...
臨床と研究の接点 眼優位性の機能的役割
新井田 孝裕
神経眼科   25(1) 62-72   Mar 2008
後嚢側損傷に対するマウス水晶体の反応
柏渕 真紀, 北澤 秀明, 宇賀 茂三, 新井田 孝裕, 福島 一哉
あたらしい眼科   25(2) 238-248   Feb 2008   [Refereed]
目的:水晶体上皮細胞を有していない後嚢側に損傷を与え、水晶体を構成する細胞のさまざまな反応について検討した。方法:ddY系雌性マウスを用い、針で後嚢側を損傷した。損傷後、4%グルタールアルデヒド-0.1Mリン酸緩衝液で固定した。一部の試料は酢酸アルコールで固定した。試料は光学顕微鏡と電子顕微鏡で観察した。結果:水晶体後嚢側を針で刺入すると、皮質線維細胞の一部が水晶体表面から突出した。突出線維細胞は刺入初期には膨化し、白濁していたが、2ヵ月目頃から、膨化が減少し、白濁も減少していった。7ヵ月...
不同視弱視の眼優位性に影響する因子の検討
伊藤 美沙絵, 新井田 孝裕, 石川 均, 半田 知也, 庄司 信行, 清水 公也
眼科臨床紀要   1(2) 169-173   Feb 2008
目的:不同視弱視既往例の眼優位性に影響する因子について検討した。対象および方法:矯正視力1.0以上の遠視性不同視弱視の既往をもつ30名(5.6〜21.2歳、平均10.6歳)の眼優位性と5項目((1)治療開始時の年齢、(2)治療開始時の患眼視力、(3)治療開始時の患眼屈折度、(4)治療開始時の不同視量、(5)治療終了時の年齢)の相関について検討した。弱視治療は全例が完全屈折矯正眼鏡装用とアイパッチによる時間遮閉を施行した。眼優位性の評価は視野闘争時の各眼の自覚的視認時間を測定し、優位時間差を...
藤田 純子, 中田 かづき, 松林 修子, 新井田 孝裕
日本視能訓練士協会誌   36 155-160   Oct 2007
本学では平成18年度から、視能訓練士を養成する視機能療法学科を含む8学科(8職種)の学生が学科を超えて連携する「関連職種連携実習」を開始した。その実際を紹介し、実習終了後に視機能療法学科学生7名に行ったアンケートの結果を報告した。アンケートの結果を分析すると、学生は他職種と連携したことで各職種の役割や考え方を理解しただけでなく、視能訓練士のあり方や重要性を再認識していたことがわかった。「他職種と連携していくなかで難しいと感じたことはなにか?」という質問に対しては「各職種が用いる専門用語や他...
モノビジョン法における眼優位性の影響(第一報) 優位眼の矯正状態による視機能への影響
新田 任里江, 清水 公也, 新井田 孝裕
日本眼科学会雑誌   111(6) 435-440   Jun 2007
目的:健常者について,優位眼の矯正方法(遠見対近見矯正)がモノビジョン法での視機能にどのように影響するか検討した.対象と方法:対象は屈折異常以外に器質的眼疾患のない健常者10名である.全例調節麻痺後に,虹彩付ソフトコンタクトレンズ(瞳孔径3.0mm,屈折差2.5D)を装用し,hole-in-card testにて決定した優位眼を遠見および近見に矯正した場合の,全距離視力,コントラスト感度,近見立体視を比較した.結果:両眼開放視力はすべての視距離において1.0以上であり,特に優位眼遠見矯正時...
モノビジョン法における眼優位性の影響(第二報) 眼優位性の強さが視機能に及ぼす影響
新田 任里江, 清水 公也, 新井田 孝裕
日本眼科学会雑誌   111(6) 441-446   Jun 2007
目的:モノビジョン法は老視矯正法の一つであり,我々は第一報にて優位眼遠見矯正が視機能に有利であることを報告した.今回は眼優位性の強弱がモノビジョン法での視機能にどのように影響するか検討した.対象と方法:対象は屈折異常以外に器質的眼疾患のない健常者10名である.全例調節麻痺後,虹彩付ソフトコンタクトレンズ(瞳孔径3.0mm)にて,優位眼を遠見用,非優位眼を近見用に矯正した.左右のコンタクトレンズの屈折差は2.5Dとした.対象を眼優位性の強弱により2分し,両群の視機能(全距離視力,コントラスト...
正常者における交代遮蔽時の衝動性眼球運動の潜時
四之宮 佑馬, 山田 徹人, 新井田 孝裕
眼科臨床医報   101(2) 188-191   Feb 2007
正常者10名を対象に、ACT-task(遮蔽交代時に衝動性眼球運動を起こさせる課題)とMono-task(通常の衝動性眼球運動を起こさせる課題)で生じる衝動性眼球運動の潜時(SRT)を測定し、比較した。その結果、1)ACT-taskのSRTはMono-taskのSRTに比べ有意な延長が認められた。2)ACT-taskのヒストグラムは200msを超えてピークを示し、ACT-taskの分布はOverlap taskの分布と類似した。3)ACT-taskのSRT延長は、一方の眼へ入力している固視...
垂直注視麻痺を呈した視床出血の一例
矢野 隆, 山田 徹人, 四之宮 佑馬, 高橋 和晃, 新井田 孝裕
神経眼科   23(4) 459-466   Dec 2006
71歳男。座禅中に突然崩れるように倒れて緊急入院した。CTで左視床に1.5×2.0cmの出血を認めた。意識は軽度障害、上肢障害の強い右不全片麻痺を認めた。入院20日後、眼科を精査目的で受診した。対光反応は両眼軽度消失、light near dissociationを認めた。右眼の弱視の原因は不明である。上下方向の滑動性追従眼球運動(パスート)は比較的正常に保たれていた。衝動性眼球運動(サッカード)は上方向が障害されていた。頭部MRIのFLAIR像(軸位断)において左視床に1.5×2.0cm...
モノビジョン法における視能訓練士の役割
新田 任里江, 清水 公也, 新井田 孝裕
あたらしい眼科   23(11) 1455-1459   Nov 2006
モノビジョン法は老視の矯正法の一つであり、北里大学病院では白内障手術後の調節機能損失への対応策として白内障治療にモノビジョン法を取り入れている。モノビジョン法は人工的に不同視にする方法であり両眼視機能への影響が懸念されるため適応決定には慎重を期す。特に視能訓練士が携わる視機能検査(眼位、両眼視機能、眼優位性)は、モノビジョン法の適応決定のうえで重要な位置を占めている。しかし対象が白内障症例であることから必ずしも術前検査に信頼性があるわけではなく、術後の経過観察も重要である。術後、万が一モノ...
伊藤 美沙絵, 清水 公也, 半田 知也, 疋田 朋子, 石川 均, 新井田 孝裕
臨床眼科   60(12) 1951-1955   Nov 2006
自覚時間で眼優位性を定量化するために作成された北里式眼優位性定量装置を用い、眼優位性と眼位の関連性について検討した。対象は外斜視13例、間欠性外斜視14例、外斜位16例で、60秒間の視野闘争刺激における左右各眼それぞれの自覚優位時間を測定し、更に各眼の自覚優位時間差によって眼優位性を2段階に分類した。1)優位時間差は外斜視8.9±4.1秒、間欠性外斜視5.1±4.2秒、外斜位2.3±1.6秒であった。2)眼優位性の弱度群は、外斜視54%、間欠性外斜視79%、外斜位100%で、強度群は外斜視...
村上 みや, 矢野 隆, 四之宮 佑馬, 新井田 孝裕
日本視能訓練士協会誌   35 127-131   Aug 2006
調節力が強い若年者を用いる事で角膜形状の変化が著明に認められるのではないかと考え、検討した。屈折異常以外に眼科的疾患を認めない39例39眼を対象とした。調節に伴う平均角膜屈折力の変化に有意な正の相関を認めた。調節に伴う弱主経線の変化に相関は認めなかったが、強主経線の変化には有意な正の相関を認めた。また、強度近視群において調節に伴う平均角膜屈折力の変化に有意な正の相関が示された。調節に伴う平均角膜屈折力のSteep化を認め、強度近視群においても調節に伴い角膜屈折力のSteep化を認めた。
垂直異常眼球運動を伴った先天性Duane症候群の症例
四之宮 佑馬, 山田 徹人, 新井田 孝裕, 小野里 規子, 高橋 和晃, 矢野 隆
あたらしい眼科   23(5) 691-694   May 2006
筆者らは外転神経以外の脳幹異常を推定しうるDuane症候群の症例を経験したので報告する.水平眼球運動では,両眼ともに外転不能で,右眼は内転もほとんど不能であった.垂直運動では,右眼の上転運動を除いて制限を認めなかった.右眼の内転運動はひき運動で制限されていたが,輻湊運動は保存されていた.左方視時に奇異な両眼性の上転運動が観察された.これらの所見は外転神経核,傍正中橋網様体(PPRF),内側縦束(MLF)を含む脳幹障害を推察しうるものである(著者抄録)
延髄・小脳障害を疑わせる異常眼球運動を伴った片側核間麻痺の一例
小野里 規子, 山田 徹人, 四之宮 佑馬, 新井田 孝裕, 高橋 和晃
神経眼科   22(4) 527-532   Dec 2005
46歳男.左方視にて複視を徐々に自覚した.核間麻痺(INO)の疑い,精査加療目的で受診した.水平衝動性眼球運動は右向きでhypermetria,左向きでhypometriaを示した.垂直衝動性眼球運動では右側へ引き寄せられる動きを示し,さらに閉瞼時には右側への眼球偏位がみられた.滑動性追従運動では左向きで利得低下を示した.発症第8病日にテンシロンテストを試行したが陰性であった.発症第14病日でlateropulsion様異常眼球運動はやや改善してきたがINOの症状は依然として変わらなかった...
治療に苦慮している先天性周期性交代性眼振の1例
中田 かづき, 山田 徹人, 四之宮 佑馬, 藤田 純子, 新井田 孝裕, 高橋 和晃
眼科臨床医報   99(5) 398-401   May 2005
6歳女児.遠視性乱視にて他院にて屈折矯正眼鏡を処方され,精査目的で紹介された.精査の結果,先天性周期性交代性眼振と思われる視力不良を疑った.周期性と空間的特性をみるためにENGを用い,眼振波形の解析にphase planeを用いたfoveationの解析を行った.phase planeは眼振のfoveationを調べるために有用であり,視力の改善とあわせて理解することで治療効果を把握することにも有用であった
立体画像観視時の視覚疲労とその評価
新井田 孝裕, 江本 正喜, 野尻 裕司
日本の眼科   75(8) 1019-1020   Aug 2004
【Monovisionの基礎と臨床】 Monovisionを理解するために必要な神経眼科
新井田 孝裕
IOL & RS   18(2) 105-109   Jun 2004
眼内レンズによるモノビジョン法の視機能評価
嶺井 利沙子, 清水 公也, 新田 任里江, 魚里 博, 新井田 孝裕, 井上 俊洋
眼科手術   17(2) 223-228   Apr 2004
眼内レンズによるモノビジョン法の視機能評価を行った.対象は,両眼の白内障手術時に眼内レンズによるモノビジョン法を施行した69例(男性14例,女性55例・平均67歳)で,同手術を施行し術後屈折が両眼正視の42例(男性19例,女性23例・平均67歳)を対照に視機能評価を行い,アンケート形式で満足度を評価した.その結果,モノビジョン群の術後平均屈折差は2.29Dであった.両眼開放視力は全ての距離で0.8以上となり,特に中間距離(0.7m,1m)では単眼視力より2段階以上の視力が得られ,正視群に比...
視野闘争を用いた眼優位性の定量法
半田 知也, 向野 和雄, 魚里 博, 新井田 孝裕, 庄司 信行, 川守田 拓志, 清水 公也
あたらしい眼科   20(12) 1731-1733   Dec 2003
被検者の優位眼・非優位眼に,闘争刺激パターンを右傾きと左傾きの矩形波格子とし,刺激のコントラストを非優位眼では100%に固定し,優位眼では100〜20%に変化させて視野闘争刺激を与え,非優位眼の闘争刺激優位時間が優位眼を上回った際の優位眼のコントラスト(逆転点)を「眼優位性の強さ」として評価する,眼優位性の定量法を開発した.この方法を20名の被験者に適用したところ,15名(75%)は80%,60%のコントラストにおいて逆転点を示したが,5名(25%)は40%,20%において逆転点を示した....
両側性の外転神経麻痺と水平注視麻痺を呈した小児MSの一例
伊藤 美沙絵, 新井田 孝裕, 向野 和雄, 永野 幸一, 清水 公也
神経眼科   20(2) 178-185   Jun 2003
7歳男児.徐々に両眼が内斜してきた.頭部MRIにて橋中部から下部の第4脳室底より腹側で正中線に近い領域に両側性にT2強調像で高信号,T1強調像で低信号の脱髄巣が認められ,この病変部位には左右の外転神経核及びMLFが含まれていた.又,両側の基底核に左右非対称の脱髄斑も認めた.臨床的に多発性硬化症(MS)と診断し,眼球運動障害が徐々に増悪したため,ステロイドパルス療法を行った.初診より6ヵ月余りで眼位は正位,両眼の外転制限は(-1)まで改善した.Gd-DTPAを用いたMRI検査を行ったが,以前...
LASIKによるモノビジョン法を施行した4症例
中島 純子, 新田 任里江, 神垣 久美子, 大野 晃司, 鈴木 雅信, 新井田 孝裕, 清水 公也
あたらしい眼科   20(3) 385-389   Mar 2003
初期老視患者4例に対するlaser in situ keratomileusis(LASIK)によるモノビジョン法を報告した.手術矯正量は,術前にソフトコンタクトレンズを用いてモノビジョン体験を行い,十分に適応し,違和感のない屈折差(1〜1.5D)を各症例で検討したうえで決定した.術後,全例の遠見両眼開放視力は0.9以上,近見両眼開放視力は0.7以上であり,両眼視機能は良好な結果を示した.LASIKによるモノビジョン法は老視の治療法の一つとして有効であると考えられ,術前の眼優位性の評価,コ...
加齢に伴う角膜乱視の推移における外眼筋の影響
森 郁子, 半田 知也, 向野 和雄, 魚里 博, 新井田 孝裕, 西本 浩之, 清水 公也
あたらしい眼科   19(10) 1345-1347   Oct 2002
眼科疾患を認めない高齢者と若年者を対象として角膜乱視・ひき運動の測定を行い,両者を倒乱視群・直乱視群の2群に分類し,加齢に伴う角膜乱視軸の推移と外眼筋作用の関係について検討を行った.高齢者倒乱視群において上下ひき運動範囲の差と乱視量の間に明らかな相関関係がみられ,若年者においても相関がみられた.倒乱視群・コントロール群について衝動性眼球運動の最大速度の測定を行った.コントロール群では下方よりも上方での最大速度が速いのに対し,逆に倒乱視群は上方よりも下方において最大速度がわずかながら速かった...
【眼科医と視能訓練士のためのスキルアップ】 眼科一般検査の指示とデータの読み方 電気生理学検査
新井田 孝裕
眼科診療プラクティス   86 111-121   Sep 2002
新井田 孝裕
日本視能訓練士協会誌   29 79-85   Jul 2001
電気生理学的検査法の中で使用頻度の最も高い網膜電図(ERG)を取り上げ,必要最小限のME知識,フィルターによる波形の変化,アーチファクトの鑑別,ノイズ対策について解説した
遠心性視神経線維について
新井田 孝裕
神経眼科   18(2) 197-203   Jun 2001
中枢性眼球運動 動的運動障害
向野 和雄, 新井田 孝裕, 松崎 廣栄
日本の眼科   72(4) 435-438   Apr 2001
眼球運動の種類及びその中枢経路について述べ,障害として動的運動障害,瞳孔障害に注目し,脳幹部の病変(Parinaud症候群,核間麻痺,Wallenberg症候群,近見反応痙攣など)について解説した.更に大脳皮質,皮質下障害による動的運動障害に対する,新しい衝動運動作業課題による衝動性眼球運動検査法の有用性について述べた
【後頭葉 update】 後頭葉症候に関する最近の知見 眼球運動障害
向野 和雄, 新井田 孝裕
Clinical Neuroscience   18(12) 1387-1389   Dec 2000
井上 俊洋, 清水 公也, 新井田 孝裕, 新田 任里江, 嶺井 利沙子
臨床眼科   54(5) 825-829   May 2000
白内障術後に眼鏡なしで生活できることを目的とし,眼内レンズの度数に左右差をつけることによるモノビジョン法を試みた.術後良好な近見及び遠見裸眼視力を得た16例に対し,術前の眼優位性と術前後の立体視,融像幅を測定し,術後眼鏡の必要性との相関について検討した.術後眼鏡が不要であった症例は16例中14例であり,眼鏡を必要とした症例群に比較して両眼視機能が良好な傾向にあった.上下及び回旋斜視のあった1例はモノビジョン法に対して不満足であった.眼内レンズによるモノビジョン法は老視の治療法として有効であ...
園児及び児童における弱視・斜視治療のコンプライアンス
庄司 倫子, 青木 繁, 藤山 由紀子, 新井田 孝裕, 向野 和雄, 石川 哲, 山本 はるか
眼科臨床医報   93(7) 1068-1072   Jul 1999
弱視児,斜視児の保護者,担任教諭,養護教諭に対し,質問紙法による日常生活や学校生活の状況を調査し,問題点を明確化し改善策について検討を行った. 1)治療のコンプライアンスは,本人の疾患に対する意識や治療の負担や視力障害の程度に影響され,周囲の理解がコンプライアンスを高める良好な環境要因を生んでいることが示唆された. 2)学校との連携として,保護者,担任教諭,養護教論,医療機関の間で治療経過や問題点等の状況を理解し支援するサポートネットワークの構築が重要であると思われた. 3)医療従事者側は...
MTI PhotoscreenerTMの内斜視患者への応用
庄司 倫子, 青木 繁, 藤山 由紀子, 新井田 孝裕, 向野 和雄, 石川 哲
あたらしい眼科   15(11) 1623-1628   Nov 1998
屈折矯正の前後で写真撮影を行い,眼位,瞳孔径,屈折の3要素の変化を同時に測定,記録し,簡便な写真判定での調節要素の関与の評価を試みた.純調節性内斜視,部分調節性内斜視では,屈折矯正により瞳孔が散大し,瞳孔径の変化率と固視眼の屈折値及び瞳孔径の変化率と斜視角の改善度との間に相関が認められた.これらの3要素を同時に測定することにより,調節性内斜視の病態に近見反応の異常亢進が関与していることがはじめて明確に示された.とくに乳幼児に対し,屈折矯正前後での瞳孔径の変化率から調節要素の関与を判定する方...
ソフトコンタクトレンズと眼鏡併用によるoscillopsiaの抑制法
八巻 久美子, 新井田 孝裕, 鵜飼 一彦
神経眼科   13(1) 59-64   Mar 1996
自覚的な揺れの量を測定する為,新たにpointing methodを使用し,更に装用感,角膜障害の面からソフトコンタクトレンズを使用した.この方法を,橋出血後,持続性の後天性眼振が出現し,oscillopsiaを訴える3症例に適用した.その結果,oscillopsiaはほぼ消失し,pointing methodが自覚的な揺れの量を測定するのに適していることが判明した.又,今回使用したソフトコンタクトレンズは,ハードコンタクトレンズに比べ,角膜障害の頻度が少なく,装用感の面で優れ,この方法に...
脳神経のみかた 第II脳神経(視神経)
新井田 孝裕, 向野 和雄
Clinical Neuroscience   13(12) 1412-1415   Dec 1995
〔視覚電気生理最新の知識〕外眼筋のフィード・バック(Proprioception)
向野 和雄, 新井田 孝裕
眼科MOOK   (41) 229-241   Oct 1989
眼瞼痙攣と開瞼失行症の共存および移行 その発症病態に関する考察
本間 啓蔵, 向野 和雄, 新井田 孝裕
日本眼科学会雑誌   92(8) 1309-1315   Aug 1988
57歳男,薬物治療により眼瞼痙攣から開瞼失行症へ移行した症例と,48歳女,眼瞼痙攣と開瞼失行症の両方の特徴を併せて有した症例.筋電図にて強い閉瞼時に眼輪筋の収縮と同時に上眼瞼挙筋,前頭筋,口輪筋の異常同時収縮が見られ,上方視および開瞼努力時に上眼瞼挙筋,前頭筋の収縮に伴い眼輪筋の異常収縮が見られた.また瞬目運動を補助的に利用した開瞼("瞬目開瞼")が筋電図および上眼瞼の動的記録により確認された.これらは,眼瞼痙攣と開瞼失行症が互いに似かよった機序で起こることがあり,基底核を中心としたドパミ...
マカクザル視覚連合野と上丘との神経投射について
白川 慎爾, 新井田 孝裕, 石川 哲
日本眼科学会雑誌   92(3) 489-498   Mar 1988
マカクザル大脳皮質視覚連合野V2, V4,下部側頭葉TEO, TEにWGA-HRPを注入し,上丘との投射関係を調べた.1) V2, V4と上丘との間には部位局在対応関係が存在したが,TEO, TEと上丘の間には明確な対応関係はなかった.2)終末標識は,V2, V4, TEO注入例では上丘にて限局的な分布を示し,TE注入例では限局的な分布を示さず,広範な領域に終末標識を示した.3)終末標識はTEO注入例を除き,上丘の浅層及び深層に認められたが,V2, V4, TEO注入例では浅層(2,3層)...
〔神経眼科 最新の進歩〕 眼球運動の神経機構
新井田 孝裕, 向野 和雄, 石川 哲
眼科MOOK   (35) 164-176   Dec 1987
〔眼科検査と治療の限界〕 眼球運動および眼瞼運動検査の限界
向野 和雄, 吉田 寛, 新井田 孝裕
眼科   28(10) 985-998   Sep 1986
独立した疾患概念としての視神経網膜炎に関する考察
新井田 孝裕, 若倉 雅登, 種田 芳郎
眼科臨床医報   80(3) 537-541   Mar 1986
眼瞼運動記録法の新しい試み(第1報)
新井田 孝裕, 山田 徹人, 向野 和雄
日本眼科学会雑誌   89(3) 465-469   Mar 1985
1)新しい試みとしてopen loop型イリスコーダー改良型を用いて眼球運動の各振幅に対応する上眼瞼の最大速度及び動き幅を測定することができた.今迄行なわれていない眼瞼運動の記録分析法として本法は,短時間に正確に,容易に行なえる良い方法と考えられた.2)眼球運動の振幅が大きい程,上眼瞼の最大速度は大きくなるが,動き幅1 mmあたりでみると相関関係があり,最大速度は動き幅にほぼ比例する.3)最大速度を下方域と上方域で比較すると水平基準点より上方では,いずれも低い傾向がみられたが,測定上の誤差...

Books etc

 
Neuro-ophthalmological findings on patients with Minamata disease. Understanding of Minamata disease methylmercury poisoing in Minamata and Niigata, p61-64
Mukuno K, Niida T, Fujiyama Y, Higuchi N, Handa T (Part:Contributor)
Japan Public Health Association   2001   

Research Grants & Projects

 
binocular visual function