MISC

2004年

CdTe/CdZnTe半導体を用いたガンマ線検出器と宇宙観測への応用

日本物理学会誌
  • 高橋 忠幸
  • ,
  • 中澤 知洋

Vol.59 No.1
1
開始ページ
26
終了ページ
34
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11316/butsuri1946.59.26
出版者・発行元
一般社団法人日本物理学会

最近,急速に開発が進んでいるガンマ線検出用の半導体として,テルル化カドミウム(CdTe)あるいはテルル化亜鉛カドミウム(CdZnTe)がある.これらの半導体は,II-VI族の化合物半導体に分類され,比較的大きな原子番号(Z_<cd>=48,Z_<Te>=52)を備えており,NaI(Tl)シンチレータをしのぐ高い検出効率に加えて,室温動作を可能にするのに十分なバンドギャップエネルギーを持つのが特徴である.そのために1970年代より精力的に研究が進められてきたが,エネルギー分解能の高い検出器か作られてこなかった.ところが最近,いくつかの技術革新がなされ,国内外で,高いエネルギー分解能を持つ検出器が実用化された.現在,宇宙観測をはじめとして,医療や非破壊検査,放射線計測など広い領域で,イメージング検出器などへの応用が進んでいる.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11316/butsuri1946.59.26
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110002069465
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00196952
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/6815706
ID情報
  • DOI : 10.11316/butsuri1946.59.26
  • ISSN : 0029-0181
  • CiNii Articles ID : 110002069465
  • CiNii Books ID : AN00196952

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