2014年5月
惑星間航行システム開発に向けたマルチスケール粒子シミュレーション
プラズマ・核融合学会誌
- 巻
- 90
- 号
- 5
- 開始ページ
- 277
- 終了ページ
- 288
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- プラズマ・核融合学会
平成19年度後期から平成24年度の約5年半にわたり,JST/CREST(戦略的創造研究推進事業)「マルチスケール・マルチフィジックスの統合シミュレーション」研究領域において実施した「惑星間航行システム開発に向けたマルチスケール粒子シミュレーション」研究プロジェクトの概要について報告する.次世代の惑星間宇宙航行システムとして宇宙航空研究開発機構(JAXA)で提案されている磁気プラズマセイル(MPS)では,衛星搭載コイル電流により人工ダイポール磁場を形成し,それをプラズマ噴射によって広範囲に展開させて太陽風プラズマを受け止めることにより推力を得る.本研究では,MPSにおける小型ダイポール磁場と太陽風の相互作用およびそれによって衛星が得る推力に関するプラズマ粒子モデルシミュレーション解析を行うとともに,局所的に空間分解能を上げるために適合格子細分化法(AMR)を用いたマルチスケール粒子シミュレーション手法およびその並列化手法の新規開発を行った.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0918-7928
- CiNii Articles ID : 110009818744
- CiNii Books ID : AN10401672