2015年 - 2017年
冷え性高齢者の転倒発生に関わる足底感覚及び立位姿勢保持機能の検証
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
下肢に冷えがあり、深部温(臍部)と末梢皮膚温(足趾部)の温度差が10℃以上の冷え性女性高齢者と、冷え症状の無い温度差5℃未満の健康な女性高齢者を対象に、転倒の要因である足底感覚および立位姿勢調節機能の関連、足部の触圧刺激(フットマッサージ)の効果の検証を行った。
冷え性高齢者は、健康高齢者と比べて足部感覚及び立位姿勢調整機能は低下しており、転倒経験との直接的な関連は明らかにならなかったものの、20分間の足部の触圧刺激によって末梢皮膚温は上昇し、各機能低下の改善が認められた。触圧刺激の転倒予防ならびに冷え症状を緩和するケア技術としての有用性が示唆されたことから、今後、更なる科学的検証が必要である。
冷え性高齢者は、健康高齢者と比べて足部感覚及び立位姿勢調整機能は低下しており、転倒経験との直接的な関連は明らかにならなかったものの、20分間の足部の触圧刺激によって末梢皮膚温は上昇し、各機能低下の改善が認められた。触圧刺激の転倒予防ならびに冷え症状を緩和するケア技術としての有用性が示唆されたことから、今後、更なる科学的検証が必要である。
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- 課題番号 : 15K11783
- 体系的課題番号 : JP15K11783