2014年4月 - 2017年3月
ダイヤモンド中のNVセンターのナノ配列作製による数量子ビット量子レジスタの実現
日本学術振興会 科学研究費・基盤研究(A) 基盤研究(A)
室温量子スピンとして優れたNVセンダ同士の相互作用に着目した。量子レジスタの多量子ビット化をめざして、短い距離(~13 nm)のNVセンダ配列を規則的なナノホール配列をもつマスク注入により作製する技術を開発した。平均距離~5nmの高濃度NVセンタを作製し、離散的時間結晶の生成を室温で実証した。単一NVセンタにもナノホール注入を応用し、量子センサー・アレイを作製した。量子アルゴリズムを高磁場測定と組み合わせたナノNMRにおいて超微量の試料のケミカルシフトを観測する高分解能を達成した。高品質結晶合成により、結晶中の離れた位置のSiV-センタから識別できない単一光子を発生することに成功した。
- ID情報
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- 課題番号 : 26246001
- 体系的課題番号 : JP26246001