2018年8月11日
「技」としての質的研究:複雑化する社会を読み解く鍵を求めて
異文化コミュニケーション学会国際学会
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
- 主催者
- 異文化コミュニケーション学会
- 開催地
- 中央大学
異文化コミュニケーションの分野において質的研究が近年関心を集めてきた。しかし、質的研究の方法論については、その多様さや、特定の方法論の定義や指針は必ずしも明確ではないという問題がある。質的研究に求められるのは、様々な理論の哲学的背景や伝統について理解を深めた上で、自身の研究にふさわしい理論と方法を選び、研究の質を高めていくことである。本シンポジウムでは、質的研究の伝統の中から、「解釈的アプローチ」(シンボリック相互作用論、解釈学)、「批判的アプローチ」(批判理論、フェミニズム、ポスト構造主義)をとりあげ、それぞれの理論の中心概念と、実際の研究例を紹介したうえで、異文化コミュニケーション分野への適応の可能性と限界について発表した