2021年4月 - 2024年3月
精神障害者と家族、支援者を支えるためのダイアローグを用いた参加型実践的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は、精神障害をもつ当事者、家族、医療・教育・司法関係者、地域住民と協働し、①リフレクティングプロセスを用いたダイアローグ形式のミーティングを繰り返しながら、②相互理解を深めながらニーズを正確に把握し、③地域特性を活かした支援モデルを開発することを目指すアクション・リサーチ型の研究である。本支援モデルは、当事者・家族の個々のニーズに応じた支援方法であることに加え、支援者が安心して困難な課題への取り組みを継続し、かつ自ら精錬させて取り組むことのできるような支援技術の方法論を超えた支援の方法としての包括的なモデルである。
精神障がいをもつ当事者、家族、医療、福祉従事者・教育者・司法関係者、地域住民ともに、ダイアローグ形式でミーティングを行い、②精神障がいをもつ人や家族個々のニーズに応じた支援方法や支援者への支援プログラムについて検討し、③精神障がい者が地域特性を活かした生活しやすい場としての包括的支援モデルの開発を目指している。
本研究では、「参加者全員で行うダイアローグ」と「それぞれの専門性」の双方の特性をいかせる方法としてアクションリサーチ法を用いて生きにくさをかかえた患者やその家族に対してそのときどきの地域の課題をも視野にいれて、可視化し、共に歩みながら変化をともにしていく視点(共進化 co-evolution)が独創的である。
今年度は予定としていた実施案がコロナ禍の影響を受けたことによって直接的な調査対象者に対する試みが困難であったため、前段階として予定していた、研究者各自が背景としている臨床観の相互理解とこれまでの臨床経験を踏まえた現状の課題を認識し、研究に反映していくことができる事項について共有し、次年度の実施が円滑に進むための体制整備を行った。
精神障がいをもつ当事者、家族、医療、福祉従事者・教育者・司法関係者、地域住民ともに、ダイアローグ形式でミーティングを行い、②精神障がいをもつ人や家族個々のニーズに応じた支援方法や支援者への支援プログラムについて検討し、③精神障がい者が地域特性を活かした生活しやすい場としての包括的支援モデルの開発を目指している。
本研究では、「参加者全員で行うダイアローグ」と「それぞれの専門性」の双方の特性をいかせる方法としてアクションリサーチ法を用いて生きにくさをかかえた患者やその家族に対してそのときどきの地域の課題をも視野にいれて、可視化し、共に歩みながら変化をともにしていく視点(共進化 co-evolution)が独創的である。
今年度は予定としていた実施案がコロナ禍の影響を受けたことによって直接的な調査対象者に対する試みが困難であったため、前段階として予定していた、研究者各自が背景としている臨床観の相互理解とこれまでの臨床経験を踏まえた現状の課題を認識し、研究に反映していくことができる事項について共有し、次年度の実施が円滑に進むための体制整備を行った。
- ID情報
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- 課題番号 : 21K10722
- 体系的課題番号 : JP21K10722