MISC

2019年5月

脳と喘息病態 精神的ストレスの受容と気管支喘息の増悪を繋ぐ脳から肺への情報伝達

『呼吸』eレポート
  • 宮坂 智充
  • ,
  • 川上 佳織
  • ,
  • 奥山 佳織[土橋]
  • ,
  • 河野 資
  • ,
  • 高橋 知子
  • ,
  • 大野 勲

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1
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9
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)呼吸研究

精神的ストレスによる脳の活性化は免疫応答を制御し、気管支喘息を増悪させる。特に、精神的ストレスの受容による2型ヘルパーT(Th2)型免疫応答の亢進ならびにTh17型免疫応答の亢進は、喘息の病態悪化に深く関与している。精神的ストレスによる脳の活性化シグナルは、Hypothalamic-pituitary-adrenal(HPA)系、および交感神経系を介した内分泌物質の産生により伝達され、肺もしくは所属リンパ節において免疫応答を変調させ、アレルゲン侵入後の気道炎症を悪化させる。著者らおよび他の研究者らによる研究の結果から、精神的ストレスに依存して増悪する喘息病態は、脳-神経系の活性化を基軸とした増悪メカニズムを有する新たな喘息フェノタイプ(Neuropsychiatry phenotype)である可能性が明らかとなってきた。(著者抄録)

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ID情報
  • eISSN : 2433-5436
  • 医中誌Web ID : 2019264134

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