2013年 - 2015年
ケセン語のヴォイス・アスペクトに関する理論言語学的研究
文部科学省 科学研究費補助金(若手研究(B)) 若手研究(B)
- 課題番号
- 25770156
- 体系的課題番号
- JP25770156
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 1,950,000円
- (直接経費)
- 1,500,000円
- (間接経費)
- 450,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本調査によって、ケセン語の「サル表現」のサルの機能が明らかになった。意味的には、自発・状況可能・結果状態という3つの意味を有し、自発が基本的な意味である、ということである。そして、統語的には、サルがMiddle Voiceという機能範疇であり、補部にはいかなる動詞句を要求し、その指定部には、音を持たない内項を要求するということである。この内項により、時には原因項や経験者となり様々な意味を有する、ということが明らかになった。それに加え、ar自動詞の特性を検討し、ar自動詞とサルとの関係が日本語の使役における語彙的使役・統語的使役との関係に対応することが明らかになった。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 25770156
- 体系的課題番号 : JP25770156