2005年6月
母体搬送となった妊産婦の搬送時から産後1ヶ月までの心理的変化に関する研究 : 母体搬送で入院した女性の出産から親役割獲得のプロセス
学長特別研究費研究報告書
- 巻
- 2004
- 号
- 開始ページ
- 78
- 終了ページ
- 81
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟県立看護大学
新潟県内のX病院産婦人科病棟に母体搬送となった女性7名を対象に,搬送時から産後1ヶ月までの心理的変化から親役割獲得のプロセスを明らかにすることを目的に,半構成的面接調査を行った.その結果,〈思い描いていた出産・母子像との不一致〉,〈早産した罪責感〉,〈子どもに触れることで得る親としての実感〉,〈親役割獲得に必要なサポーターの存在〉が抽出された.そして,対象者は,対象者が抱く喪失感や罪責感を軽減し,現実とのギャップを埋めていく作業によって,親役割を徐々に獲得していっていることが明らかになった.その作業を支えるものとして,家族や医療者の役割が重要性であることがわかった.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110007525022
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11986773
- ID情報
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- CiNii Articles ID : 110007525022
- CiNii Books ID : AA11986773