2011年 - 2013年
ヒト特異的形質発現を生じたゲノム変化の実験的検証
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 23370101
- 体系的課題番号
- JP23370101
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 20,150,000円
- (直接経費)
- 15,500,000円
- (間接経費)
- 4,650,000円
- 資金種別
- 競争的資金
特定のDNA断片をトランスジェニックマウス実験により機能を調べる研究と、ゲノム比較解析研究を行なった。ヒト系統特異的にある非コードDNA配列に正の自然淘汰が生じて新しい機能を獲得したと主張した米国の研究者の報告に対して、Sumiyama & Saitou (2011)はそのDNA配列がなくなってもヒトと同じ表現型が生じることを示して、変化が機能を失うタイプのもので中立進化だった可能性を示した。またBabarinde & Saitou (2013)はゲノム比較から、霊長類特異的に進化的に保存されている非コード領域が、他の哺乳類の系統(齧歯類、食肉類、鯨偶蹄類)よりもずっと多いことを示した。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 23370101
- 体系的課題番号 : JP23370101