MISC

2009年10月

磁性細線における磁壁移動の電流パルス依存性

電子情報通信学会技術研究報告
  • 小峰啓史,村上宏,杉田龍二

33
開始ページ
7-12 (MR2009-22)
終了ページ
12
記述言語
日本語
掲載種別
記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
DOI
10.11485/itetr.33.41.0_7
出版者・発行元
一般社団法人 映像情報メディア学会

本研究では,切り込みのある磁性細線における磁壁電流駆動に及ぼす電流パルス波形の影響についてマイクロマグネティックシミュレーションを用いて調べた.その結果,適切なパルス周波数を持つ電流によって,磁壁デピニングが促進されること,最適パルス周波数は切り込みのピン止めポテンシャルに起因する磁壁の固有周波数よりもわずかに低い周波数であることが明らかとなった.磁性細線の両端に切り込みがある場合,磁壁に対するピン止め効果が異なるため,磁壁の固有振動数が変化し,磁壁の連成振動が起こっていることがわかった.電流パルスのdutyを変えたところ,dutyが0.5のときに磁壁デピニングが促進されることが分かった.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11485/itetr.33.41.0_7
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130006085402
ID情報
  • DOI : 10.11485/itetr.33.41.0_7
  • CiNii Articles ID : 130006085402

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