共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年10月 - 2024年3月

グローバルスクールリーダーの資質-向社会性形成への日本とフィンランドの共同研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))  国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

課題番号
19KK0059
体系的課題番号
JP19KK0059
担当区分
研究分担者
配分額
(総額)
11,050,000円
(直接経費)
8,500,000円
(間接経費)
2,550,000円

本研究は、グローバルスクールリーダーとしての資質やTeacher Agency(教員の意図を持って建設的に周囲に働きかけながら教育活動を計画実行する能力)の形成に必要な大学院や現職研修での教育的介入方法を明らかにするもので、日本とフィンランドの国際共同、およびInterdisciplinary Approach(異分野連携)により進めていく。
2020年度の顕著な実践面の概要は以下の3点である。(1)NITS教職員支援機構の採択プログラムとして、2020年度グローバル教育プログラムを大阪府・大阪市・堺市の協力を得て研究者らの教職大学院が主体となって実施した。全8回のオンライン講義に40名の現職教員の応募があり21名が抽選で参加した。(2)(1)では、教科連携のCLILや、Interdisciplinary approachを用いた授業、国際間の共同・異文化間のコンタクト、英語をもちいた授業力を育成、STEAM(英語とCLILを応用して)を取り入れた。大阪府水都中学校・高校からの招聘、フィンランド・ユバスキュラ大学からの講師招聘、EU国で活躍するCLIL研究者の招聘などを含んだ。(3)対話型研修のファシリテーターとしてのコツや、ICTの教育活用なども8回の講義シラバスに組んだ。受講者には管理職や研修主任も多く、講義の学びを早速自校の校内研修に活かした。成果はNITS採択プログラムの報告にまとめた。実践面の特徴としては、受講者が参加型で省察的に取り組めるよう、また、研修内容を自校に活かすために、学校のチーム作りに至るまでのワークショップを取り入れた効果があったと考えられる。
また、2020年度の顕著な実践面の概要は、当初の計画であったTeacher Agencyの尺度(TAS)の完成、教員21世紀型スキルの尺度(47項目)の妥当性・信頼性の検証を完了したことである。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19KK0059
ID情報
  • 課題番号 : 19KK0059
  • 体系的課題番号 : JP19KK0059

この研究課題の成果一覧

論文

  1

MISC

  1

講演・口頭発表等

  20