基本情報

所属
上智大学 理工学部機能創造理工学科 教授
学位
工学士(中国東北重型機械学院)
工学修士(中国東北重型機械学院)
博士(工学)(上智大学)

連絡先
tetu-sinsophia.ac.jp
研究者番号
70245794
J-GLOBAL ID
200901099190731620
researchmap会員ID
5000064354

1. 動的システムの数学表現の基本は微分方程式である。その微分方程式が滑らかでない関数によって記述される場合、解の定義、存在条件から収束性などの解析手法まで、従来広く使われた滑らかな微分方程式に関する理論を見直す必要がある。数学の分野では、滑らかでない微分方程式理論として研究されているが、その成果を制御理論分野に導入し、いま注目されているハイブリット系や不連続な特性を有する系の解析・設計手法を厳密な理論基盤の上に構築する必要がある。現在の理論研究はこのテーマに集中している。

2. また、長年非線形制御、適応制御、ロバスト制御理論に関関する研究成果を自動車エンジン・パワートレイン系の次世代制御技術開発に適用すべく、自動車メーカーの先行的開発部門の研究者と連携して進めている。

(研究テーマ)
● 滑らかでない系の新しい制御理論構築とパワートレイン高精度制御への応用(科研費基盤C)
●次世代エンジン制御技術に関する研究
● 半導体露光装置における同期制御手法の開発
● 印刷機におけるウェブハンドリング制御
● ハイブリット自動車の制御技術に関する研究


経歴

  5

論文

  92

書籍等出版物

  32

共同研究・競争的資金等の研究課題

  9

社会貢献活動

  22

その他

  7
  • 2007年9月 - 2008年3月
    交流留学生と本研究室の院生を交えて英語による文献解読セミナーを開催し、英語による研究Discussion能力の育成に力を入れている。
  • 2007年11月 - 2007年11月
    General Chairとして、上智大学理工学部現代GPプログラム「グローバル社会における系統的科学英語教育」一環として、「Workshop on Advanced Control Theory and Technology」をオーガナイズし、海外から三名の著名が学者を招いて院生向けを講演を行い、同時にコメンテータとして大学院生、学部四年生の研究発表について、英語表現力の指導を含め研究指導を行った。
  • 2006年4月
    一年生の数学関係の授業ではレポートを頻繁に提出させ、演習の機会を増やし、提出したレポートは必ず添削して返却しているようにしている。
  • 2006年1月
    卒業研究の中間発表、修士論文中間審査及び最終発表会におけるプレゼンテーションを英語で行うようにしている。
  • 2003年4月
    研究室の博士前期課程と後期課程の学生の国際会議での発表を積極的に支援し、論文の書き方から発表まで細かく指導している。ここ数年、毎年平均3名以上の学生が国際会議に参加し、英語による発表を行っている。
  • 2003年4月
    留学生の受け入れを重視している。中国の清華大学、武漢大学、ハルビン工業大学および燕山大学で兼任(客員)教授を務め、博士後期課程の学生を本学に共同研究員として受け入れ、研究室の国際的な環境作りに力を入れてきている。過去三年間、常時3名以上の留学生が本研究室に滞在している。
  • 2003年4月
    授業は単なる電子メディアによるスライド流しを避け、口述と板書を中心に進めるようにしている。