2015年4月 - 2018年3月
同位体を指標に用いた大気中ガス状亜硝酸の起源推定
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
- 課題番号
- 15H02804
- 体系的課題番号
- JP15H02804
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 16,380,000円
- (直接経費)
- 12,600,000円
- (間接経費)
- 3,780,000円
- 資金種別
- 競争的資金
大気中のガス状亜硝酸(HONO)は、日中の光分解反応により、OHラジカルを生成する。HONOの発生源には、各種発生源からの直接排出と大気中の窒素化合物からの二次生成の二種類が想定される。そこで本研究では、HONOの三酸素同位体異常(Δ17O値)を指標に用いることで、二次生成由来のHONOの寄与率を見積もることに挑戦した。Δ17O値は、大気中のHONOを炭酸カリウム含浸フィルターに捕集した上でNO2-として抽出し、それをアジ化水素と反応させてN2Oに変換し、さらに熱分解によってO2に変換した上で質量分析計に導入し、Δ17O値を定量することに成功した。
- ID情報
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- 課題番号 : 15H02804
- 体系的課題番号 : JP15H02804
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論文
1-
Atmospheric Chemistry and Physics 18(9) 6381-6392 2018年5月4日 査読有り