共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年6月 - 2021年3月

学校教育現場における無気力の規定因の解明:家庭環境と友人関係に着目した縦断的検討

日本学術振興会  科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)  新学術領域研究(研究領域提案型)

課題番号
16H06406
配分額
(総額)
115,570,000円
(直接経費)
88,900,000円
(間接経費)
26,670,000円

主に以下の4つの研究が進行中である。
研究1「無気力の規定因の多面的検討と親子間の影響の検討」日本能率協会総合研究所に登録する全国のモニターから,2017年3月時点での中学生とその親1,000組を無作為に抽出し,2017年3月および2018年3月に二回にわたる調査を実施した。第一回調査データ(N = 2,000)を用いて,学校現場での調査に使用するために必要な短縮版尺度を開発した。第二回調査データ(N = 1,408)を合わせ,無気力の規定因について,親子ペアを単位としたデータ分析中である。
研究2「学校教育現場における無気力の規定因の解明」小学5年生から中学3年生までを対象として,2017年から年に一度,4年間の縦断調査を実施する。北海道の小学校2校,岩手県の中学校1校,京都府の小・中学校13校,高知県の小・中学校16校に調査協力の承諾を得て,データ収集を開始した。
研究3 「学校教育現場における無気力に関する社会・生物的要因の検討」ある中高一貫校における中学1年生から高校2年生までの全生徒を対象とした縦断的測定を開始。通常の質問紙に加えて,(1)誰がどの人の友人であるといったような友人のネットワーク情報,(2)一部の生徒からは機能的磁気共鳴画像法によって静止時・課題時の脳活動のデータを収集している。
研究4「日常生活における無気力の生理心理学的縦断調査」生理反応として脈拍と心拍変動に注目。成人参加者4名を対象として,無気力に関する心理学的測度と,脈拍および心拍変動を,365日にわたりインテンシブに縦断的に測定した。

ID情報
  • 課題番号 : 16H06406

この研究課題の成果一覧

論文

  15

講演・口頭発表等

  2