システム設計工学専攻のモジュール統合科目の一つである「3D デザイン統合特論」では、地域行政の金沢市産業局と地域伝統工芸産業関係者との産官学で連携し、金沢の伝統工芸産業活性化を主要テーマとし、社会的な価値創造教育を目指した授業を実施した。地域社会の問題を取り上げ、学外実習としてフィールドワークを重視し、企画・設計から制作、学外プレゼンテーションまで含めた総合的な取り組みについて、平成22 年度に実施した初回の取り組みからPDCA によって改善した平成23 年度の授業の成果まで報告し、産官学連携による社会的な価値創造教育について論ずる