論文

査読有り
2019年3月

液晶の発現機構と凝集構造 − エントロピーを足がかりにした物性科学の例として

日本の科学者
  • 齋藤,一弥

54
3
開始ページ
142
終了ページ
147
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
出版者・発行元
日本科学者会議

ますます複雑な物質を対象にした物性科学が展開される現代にあって,原子・分子に立脚した物質の理解を深めるために,巨視的な量であるエントロピーを敢えて利用することの重要性を議論する.対象とする系の複雑さを選ばないという熱力学の特長とボルツマンの原理により,複雑な系の物性科学におけるエントロピーの役割は非常に大きい.層状液晶相の凝集構造の解明を実例として取り上げる.

ID情報
  • ISSN : 0029-0335

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