2012年9月27日
角膜表面反射像の超解像処理による高解像シーン画像の推定(一般セッション,パターン認識によるインタフェースの未来)
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
- ,
- 巻
- 112
- 号
- 225
- 開始ページ
- 65
- 終了ページ
- 70
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
角膜表面反射像は,人の取り巻くシーンの光が入・反射したものであり,その画像を解析すればシーンの状況を復元できることが知られている.しかし実際には画像の品質が限られているため復元されたシーン画像の解像度も低い.この問題を解決するため我々は,複数の角膜表面反射画像を統合して超解像処理を行い,解像度の高いシーン画像を復元する手法を提案する.復元された高品質のシーン画像から,1枚の撮影像では観察できなかった細かな情報も得ることができる.本手法は角膜を球面と見なし,角膜表面反射の撮影像を3次元空間に逆投影することにより角膜周辺の光線マップを復元する.複数の画像から得られた光線マップを統合し,再構築型の超解像処理を適用する.このため,眼球のみならず球面ミラー等の非単一焦点をもつ反射光学系にも適用可能である.実験では,高周波数テクスチャのあるシーンが投影された角膜反射画像や金属球の反射画像から超解像処理を行い,本手法の有効性を確認した.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009637065
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10541106
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110009637065
- CiNii Books ID : AN10541106
- identifiers.cinii_nr_id : 9000006835243