MISC

2010年3月8日

眼球の表面反射を用いたディスプレイ・カメラキャリブレーション(テーマ関連,顔・人物・ジェスチャ・行動)

電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
  • ニチュケ クリスティアン
  • ,
  • 中澤 篤志
  • ,
  • 竹村 治雄

109
470
開始ページ
205
終了ページ
210
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

ディスプレイの周辺にWebカメラなどのカメラを取り付けたシステムは,テレビ会議等の用途で一般的な構成となっているが,このようなシステムの上でディスプレイを光源とみなして光源環境を変化させ,3次元復元や顔形状復元,HCI等に利用する研究が行われている.このような用途ではディスプレイとカメラの幾何校正を行うことが必要であり,従来法では球面ミラー等の付加的なデバイスを必要とした.本論文ではこれに対し,ユーザーの眼球の表面反射を利用することで,特殊なデバイスを必要とせず校正を実現する手法を提案する.本手法ではディスプレイでパターンを投影し,その反射した像をカメラで撮影することでディスプレイ座標とカメラ座標の対応関係を得る.次に,この対応関係と眼球モデル,およびディスプレイサイズの情報を用いて最適化を行うことで解を得る.11名の被験者を用いた実験およびディスプレイとカメラを様々な位置関係で配置した状況に対する実験を行い,本手法の有効性および様々な状況下での性能を明らかにした.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008002847
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10541106
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110008002847
  • CiNii Books ID : AN10541106
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000006835243

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