2018年
パラリンピック大会開催前後における障害者スポーツに関する意識変容の研究②:中学生の「パラリンピック」および「障害」に対するイメージに着目して
日本体育学会大会予稿集
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- 巻
- 69
- 号
- 開始ページ
- 294_3
- 終了ページ
- 294_3
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
- DOI
- 10.20693/jspehss.69.294_3
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本体育学会
<p> IPCによれば、パラリンピックの最終目標は、「障害者のためのインクルーシブ社会の創造」である。それに近づくためのひとつとして、社会の障害者および障害者スポーツに対する肯定的な意識変容が求められる。そこで本研究では、次世代を担う子どもたちのパラリンピック大会の開催前後で、それらの意識がどのように変容するのかを明らかにすることを目的に、「パラリンピック」および「障害」のイメージがどのように変容したかを調べることとした。すなわち、関東地方A県の中学校2年生130名を対象に、リオデジャネイロパラリンピック大会の開催前と開催直後、開催終了1か月後の計3回アンケート調査を実施した。そして対象者には、それらのワードからイメージされる単語を自由に記述することを求めた。その結果、大会開催期間を通して、「障害」に関しては肯定的に変容していた。一方、「パラリンピック」に対しては、「障害」に関するイメージと「スポーツ」に関するイメージとの間に乖離が生じ、「障害」に関するイメージが優勢になる傾向がみられた。これらの結果から、その意識変容に影響する要因について検討した。</p>
- ID情報
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- DOI : 10.20693/jspehss.69.294_3
- ISSN : 2424-1946