2020年4月 - 2024年3月
女性MANGA研究:主体性表現と規制ー異文化を繋ぐ
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 20H01225
- 体系的課題番号
- JP20H01225
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
-
- (総額)
- 17,680,000円
- (直接経費)
- 13,600,000円
- (間接経費)
- 4,080,000円
2020年度より始めた本研究は、申請時には全く想定していなかったコロナ禍に研究当初から見舞われ困難を伴った。繰り越しによる予算再編成と、研究分担者と研究協力者(海外を含む)の協力により、方法の大幅な変更に対応しながら2年にわたることで、当初目指していた研究目的を遂行することができた。
マンガ規制研究については国内の代表的な編著者に協力を得て、取材を行なった。さらにその著者による重要な規制研究の英語版翻訳Erotic Comics in Japan (Amsterdam University Press)が同年出版されたことを受け、プロジェクトメンバーと研究協力者を含む7名による公開国際会議を2021年3月に開催した。この会議には、日本における規制の問題をグローバルに討議できる場として、国内外からの参加者があり、規制とマンガ、女性やジェンダーの現代における多様なあり様や今後の研究方法などについての活発な議論を行った。
2021年度には繰り越しによって、引き続き初年度に予定していた活動を続けた。東南アジアの研究協力者の協力により、シンガポール、マレーシアで活躍する東南アジアコミックスアーティストに取材を行い、文化的、宗教的背景から日本とは大きく異なるマンガ表現や出版の現状について確認することができた。規制研究の要としての国内外の図書館に関わる情報は、アメリカのKids Comicsを領域として執筆するアーティスト、 NY Public Library の司書、長年NY で教鞭をとる研究者などを取材調査した。さらに国内の図書館状況についても漫画を所蔵するミュージアムの協力を得て取材をすることができた。また、日本の少女漫画を半世紀にわたって牽引し、現在は海外においても高い評価を得ている作家にも漫画の歴史的観点を含むインタビューを行った。
マンガ規制研究については国内の代表的な編著者に協力を得て、取材を行なった。さらにその著者による重要な規制研究の英語版翻訳Erotic Comics in Japan (Amsterdam University Press)が同年出版されたことを受け、プロジェクトメンバーと研究協力者を含む7名による公開国際会議を2021年3月に開催した。この会議には、日本における規制の問題をグローバルに討議できる場として、国内外からの参加者があり、規制とマンガ、女性やジェンダーの現代における多様なあり様や今後の研究方法などについての活発な議論を行った。
2021年度には繰り越しによって、引き続き初年度に予定していた活動を続けた。東南アジアの研究協力者の協力により、シンガポール、マレーシアで活躍する東南アジアコミックスアーティストに取材を行い、文化的、宗教的背景から日本とは大きく異なるマンガ表現や出版の現状について確認することができた。規制研究の要としての国内外の図書館に関わる情報は、アメリカのKids Comicsを領域として執筆するアーティスト、 NY Public Library の司書、長年NY で教鞭をとる研究者などを取材調査した。さらに国内の図書館状況についても漫画を所蔵するミュージアムの協力を得て取材をすることができた。また、日本の少女漫画を半世紀にわたって牽引し、現在は海外においても高い評価を得ている作家にも漫画の歴史的観点を含むインタビューを行った。
- ID情報
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- 課題番号 : 20H01225
- 体系的課題番号 : JP20H01225
この研究課題の成果一覧
絞り込み
講演・口頭発表等
1-
公開研究会 表現の自由と漫画/規制/女性を巡って ―永山薫『エロマンガ・スタディーズ』日本を越えるー記念イベントー 2021年3月21日 招待有り