2014年12月
森林土壌中CsおよびSrの浸透モデルに関する検討
環境工学研究論文集
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- 巻
- 51
- 号
- 7
- 開始ページ
- III.193-III.202
- 終了ページ
- III_202
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jscejer.70.III_193
- 出版者・発行元
- Japan Society of Civil Engineers
2011年3月11日に起きた福島第一原子力発電所事故の被災地域の約7割を占める森林地域には,放出された137Csや90Srが拡散しており森林生態系中での長期の滞留が予想され,森林生態系内の動植物や林業に大きな影響を及ぼす可能性がある.本研究では,フィールドおよび室内実験を行った結果,森林土壌内中のCs,Srの浸透は土壌間隙水の遅く動く成分である緩流水に,溶出は土壌間隙水の速く動く成分である急流水によって決まることが明らかになったことから,実験結果をもとに森林土壌内のCs,Srの浸透を推定するモデルの構築を試みた.本研究で提案するモデルは,土壌中Cs, Srの浸透が土壌間隙水の移動特性に依存していると仮定しているが,実験値をよく再現しており森林土壌中の短期的な浸透の推定に有効であることがわかった.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejer.70.III_193
- ISSN : 1341-5115
- J-Global ID : 201502208552059718
- CiNii Articles ID : 130004962611