2006年
遷移流動を伴う気液スラグ流における加速損失において
土木学会海岸工学論文集
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- 巻
- 53
- 号
- 開始ページ
- 911
- 終了ページ
- 915
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/proce1989.53.911
- 出版者・発行元
- Japan Society of Civil Engineers
海域や湖沼からの回収物の中でも, 比較的含水比が高い海底汚泥などの微粒子と水の混合物や, 海域に流出し粘度を増した重油や, 淡水域で藻類が混じった高濃度の液体などは, 流動性が高いことから圧縮空気を用いた管路輸送の試みがなされている. これは輸送媒体と圧縮空気を同時に管路内に混入しスラグ流として輸送する. しかし, これまでの研究は工場内の限られた区間の輸送を想定した研究が多く, 土木工事に対応するような長距離輸送の研究は極めて少ない. 本研究では, 長距離管路輸送に必要なエネルギーを推算するためにスラグ流の流動中の各種損失の評価を行った. 特に損失の主要な部分を占める管底部の液膜部をスラグ内部に取り込みスラグ流速度に加速する際の加速損失を明らかにした.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/proce1989.53.911
- ISSN : 0916-7897
- CiNii Articles ID : 130003992090