Papers

Peer-reviewed
Oct, 2017

日本語を母語とする中学生への効果的な英語学習法の検討

日本LD学会第26回大会研究論文集
  • 入山満恵子
  • ,
  • 加藤茂夫
  • ,
  • 渡辺さくら
  • ,
  • 山下桂世子

Volume
26
Number
1
First page
79
Last page
80
Language
Japanese
Publishing type
Research paper (conference, symposium, etc.)
Publisher
日本LD学会

現在、中学校で必修科目の英語は、諸研究から学習に困難さを抱えている生徒が一定数存在することが示されている(ベネッセ,2008;村田ら,2013)。その背景に、英語が日本語より微細で複雑な音韻体系を持つため、文字と音の規則的な結びつきの習得が日本語以上に困難であることが挙げられている。増田(2002)は、英語を学習し始めた日本の中学生には、文字と音の不一致に悩み英語嫌いになる者も少なくないとしている。実際、中学英語に関する基本調査(ベネッセ,2009)では、生徒の英語の躓きの原因に「単語(発音・綴り・意味)を覚えるのが苦手」を挙げる教員が約7割、さらに半数の教員が「文字や文章を読めない(文字から音にうまく変換できない)」ことを挙げていた。そこで本研究では、中学生を対象に多感覚的に音と文字表記を結びつける「統合的フォニックス(ジョリーフォニックス;以下ジョリー)」で集中的に指導し、その効果検証を行った。統合的フォニックスは、単

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URL
https://confit.atlas.jp/guide/event/jald26th/proceedings/list

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