江成 広斗

J-GLOBALへ         更新日: 19/09/19 14:51
 
アバター
研究者氏名
江成 広斗
 
エナリ ヒロト
eメール
enaritds1.tr.yamagata-u.ac.jp
URL
https://sites.google.com/view/hirotoenari/
所属
山形大学
部署
学術研究院(農学部に配置)
職名
准教授
学位
博士(農学)(東京農工大学)
その他の所属
岩手大学大学院連合農学研究科

プロフィール

 もともとは世界有数の豪雪地である白神山地を舞台にしたニホンザルの越冬生態(=なぜ本来は暖かい森にすんでいた霊長類が豪雪帯で生き抜けるのか)の解明が私の研究の原点であり、これからも続けていく予定です。

 そうしたフィールドワークを続けるには、地元の方々との協力は欠かせません。その中で、いわゆる猿害問題を目の当たりにし、「“人と野生動物との共存とは何か” を探求し、現実社会に実装可能な方策を数多く提案したい」という研究動機も生まれてきました。そこで、野生動物と地域住民との軋轢に対して、様々な時間・空間スケールからどのような問題解決が可能かについて、「動物側の視点」と「住民側の視点」の双方から実学的研究を行っています。

 また、野生動物の保護管理にかかわる意思決定プロセスへの科学的知見の提供を目的に、中型・大型の哺乳類が森林生態系において果たす役割の解明に向けた基礎的研究も進めています。ときに害獣と呼ばれ一方的に排除の対象となりやすい野生動物でも、森の多種共存に貢献する種固有の生態学的な役割はあるのではないか・・・という動機からです。研究対象はサルを中心に行ってきましたが、最近は中型以上の哺乳類全般を扱う機会も徐々に増えてきました。

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研究分野

 
 

経歴

 
2007年4月
 - 
2009年12月
京都大学 霊長類研究所 日本学術振興会特別研究員PD
 
2009年12月
 - 
2013年3月
宇都宮大学 農学部附属里山科学センター 特任助教
 
2013年4月
 - 
現在
山形大学 学術研究院(農学部配置) 准教授
 
2013年10月
 - 
現在
岩手大学大学院 連合農学研究科 准教授(兼任)
 

学歴

 
1998年4月
 - 
2002年3月
東京農工大学 農学部 地域生態システム
 
2002年4月
 - 
2004年3月
東京農工大学 農学研究科 自然環境保全学
 
2004年4月
 - 
2007年3月
東京農工大学 連合農学研究科 資源・環境学
 

委員歴

 
2017年4月
 - 
現在
「野生生物と社会」学会  理事
 
2016年9月
 - 
現在
日本哺乳類学会  哺乳類科学 編集委員
 
2016年9月
 - 
現在
日本哺乳類学会 ニホンザル保護管理検討作業部会  部会長
 
2016年9月
 - 
現在
日本哺乳類学会 哺乳類保護管理専門委員会  委員
 
2016年9月
 - 
現在
日本哺乳類学会  代議員
 
2014年4月
 - 
現在
日本生態学会  Ecological Research, Handling Editor
 
2014年6月
 - 
現在
「野生生物と社会」学会  「野生生物と社会」(学会誌) 編集委員
 
2015年8月
 - 
現在
日本霊長類学会  保全・福祉担当幹事
 
2018年1月
 - 
現在
環境省  自然環境保全基礎調査(中大型哺乳類分布調査)検討会委員
 
2012年7月
 - 
現在
環境省 特定鳥獣保護管理検討会(ニホンザル)  検討委員
 

受賞

 
2017年10月
山形県 科学技術奨励賞 野生動物の低コスト・モニタリング技術の開発
 
2015年11月
「野生生物と社会」学会 最優秀ポスター賞 土地利用の複雑さとニホンザルによる農作物被害の加害度との関連性
受賞者: 江成はるか, 江成 広斗
 
2015年7月
日本哺乳類学会 奨励賞 多雪地に生息するニホンザルの社会生態、保全及び管理に関する研究
 
2015年7月
日本霊長類学会 高島賞
 
2013年4月
宇都宮大学農学部 農学部栄誉賞
 
2013年3月
日本森林学会 Journal of Forest Research論文賞 Assessing the diversity of dung beetle assemblages utilizing Japanese monkey feces in cool-temperate forests
受賞者: 江成広斗、小池伸介、坂牧はるか
 
2011年3月
日本生態学会第58回全国大会 最優秀ポスター賞 冷温帯林におけるニホンザル野生群の冬期森林利用に関する空間的評価
受賞者: 坂牧はるか, 江成広斗, 青井俊樹
 
2010年10月
宇都宮大学農学部 栄誉賞
 
2010年9月
第16回野生生物保護学会・日本哺乳類学会2010年度合同大会 最優秀ポスター賞 冷温帯林におけるニホンザルの糞を利用する食糞性コガネムシの多様性と生息分布
受賞者: 江成広斗、小池伸介、坂牧はるか
 
2005年10月
野生生物保護学会 学術賞 ニホンザル保護管理に関する研究
 

論文

 
A strategy for wildlife management in depopulating rural areas of Japan
Tsunoda H, Enari H
Conservation Biology   accepted    2019年   [査読有り]
【総説】ニホンジカの低密度管理の実現を目指した ボイストラップ法の有効性
江成広斗, 江成はるか
哺乳類科学   60(1) 受理   2020年   [査読有り]
大澤剛士, 天野達也, 大澤隆文, 高橋康夫, 櫻井玄, 西田貴明, 江成広斗 (equally contributed)
保全生態学研究   24(1) 135-149   2019年7月   [査読有り]
Enari H, Enari SH, Okuda K, Maruyama T, Okuda NK
Ecological Indicators   98 753-762   2019年3月   [査読有り]
江成広斗・大谷洋介・滝口正明・辻大和 (equally contributed)
霊長類研究   34(2) 119-124   2018年12月   [査読有り]
辻大和,滝口正明,葦田恵美子,大井徹,宇野壮春,大谷洋介,江成広斗,海老原寛,小金澤正昭,鈴木克哉,清野紘典,山端直人
霊長類研究   34(2) 153-159   2018年12月   [査読有り]
Enari H, Koike S, Enari SH, Seki Y, Okuda K, Kodera Y
Acta Oecologica   92 7-15   2018年10月   [査読有り]
Enari H, Enari (Sakamaki) H, Okuda K, Yoshita M, Kuno T, & Okuda (Nomoto) K
Ecological Indicators   79 155-162   2017年8月   [査読有り]
鈴木克哉, 江成広斗, 山端直人, 清野紘典, 宇野壮春, 森光由樹, 滝口正明
哺乳類科学   56(2) 241-249   2016年12月   [査読有り][招待有り]
江成広斗、江成はるか
霊長類研究   32(1) 3-16   2016年6月   [査読有り][招待有り]
Enari H, Koike S, & Sakamaki-Enari H
Journal of Forest Research   21 92-98   2016年1月   [査読有り]
江成広斗・渡邊邦夫・常田邦彦
哺乳類科学   55(1) 43-52   2015年6月   [査読有り]
Tsunoda H, Mitsuo Y, & Enari H
Ecological Research   30(1) 15-24   2015年1月   [査読有り]
桜井良・江成広斗・松田奈帆子・丸山哲也
哺乳類科学   54(2) 219-230   2014年12月   [査読有り]
Enari H, & Sakamaki-Enari H
Ecological Research   69 653-660   2014年7月   [査読有り]
Enari H, & Sakamaki-Enari H
American Journal of Primatology   76 271-280   2014年2月   [査読有り]
Enari H, Koike S, & Sakamaki H
Journal of Insect Science   13 #54   2013年6月   [査読有り]
Enari H, & Sakamaki-Enari H
American Journal of Primatology   25 534-544   2013年6月   [査読有り]
江成 広斗
哺乳類科学   53(1) 123-130   2013年6月   [査読有り]
Enari H, & Sakamaki-Enari H
Primates   54(3) 259-269   2013年   [査読有り]
Koike S, Soga M, Enari H, Kozakai C, & Nemoto Y
European Journal of Wildlife Research   59 765-768   2013年   [査読有り]
Sakamaki H, & Enari H
Forest Ecology and Management   270 19-24   2012年2月   [査読有り]
Enari H, Koike S, & Sakamaki H
Journal of Forest Research   16(6) 456-464   2011年11月   [査読有り]
Enari H, & Sakamaki H
Acta Theriologica   56(3) 255-265   2011年   [査読有り]
Sakamaki H, Enari H, Aoi T, & Kunisaki T
Mammal Study   36(1) 1-10   2011年   [査読有り]
Enari H, & Suzuki T
Landscape and Urban Planning   97(2) 83-91   2010年   [査読有り]
Enari H, & Sakamaki H
International Journal of Primatology   31(5) 904-919   2010年   [査読有り]
江成広斗
ワイルドライフ・フォーラム   14(3/4) 5-8   2010年   [招待有り]
Enari H, Maruyama N, & Sakamaki H
Biosphere Conservation   7(2) 57-81   2006年   [査読有り]
Enari H, & Maruyama N
Biosphere Conservation   7(1) 11-28   2005年   [査読有り]
江成広斗・松野葉月・丸山直樹
野生生物保護   9(2) 77-92   2005年   [査読有り]
江成広斗・丸山直樹
ワイルドライフ・フォーラム   9(1-2) 9-18   2004年   [査読有り]
丸山直樹・和田一雄・神崎伸夫・伊藤泉文・小金澤正昭・江成広斗
ワイルドライフ・フォーラム   7(2) 43-46   2001年   [査読有り]

Misc

 
横畑 泰志, 山崎 裕治, 玉手 英利, 江成 広斗, 村瀬 香, 仲谷 淳
哺乳類科学   58(1) 79-81   2018年7月   [依頼有り]
江成広斗・辻大和・大谷洋介・滝口正明・鈴木克哉
哺乳類科学   58(1) 121-122   2018年7月
江成広斗・角田裕志
野生生物と社会   5(1) 1-3   2017年10月   [依頼有り]
国全体の人口が減少する時代の野生動物管理
江成 広斗
環境保全   20 53-61   2017年3月   [依頼有り]
江成 広斗
哺乳類科学   56(2) 273-275   2016年12月   [依頼有り]
江成 広斗
森林科学   75 50-50   2015年10月
江成 広斗
霊長類研究   31(1) 66-67   2015年8月   [査読有り][依頼有り]
渡邊邦夫・常田邦彦・江成広斗
哺乳類科学   54(1) 129-130   2014年6月
ニホンザル保護管理をめぐる科学と現場
江成 広斗
野生動物と人との共生推進事業資料集2013   22-24   2014年3月
小寺祐二・江成広斗・竹内正彦
哺乳類科学   51(1) 221-224   2011年
渡邊邦夫・常田邦彦・江成広斗
哺乳類科学   51(1) 212-214   2011年
渡邊邦夫,江成広斗,常田邦彦
哺乳類科学   50(1) 99-102   2010年
角田裕志・満尾世志人・江成広斗
ワイルドライフ・フォーラム   15(1) 28-29   2010年
江成広斗・角田裕志・西川真理
ワイルドライフ・フォーラム   11(3-4) 129-145   2007年

書籍等出版物

 
小池伸介, 山浦悠一, 滝久智 、編 (担当:分担執筆, 範囲:第6章 農村・都市へ進出する野生動物)
共立出版   2019年2月   ISBN:4320058275
辻大和、中川尚史、編 (担当:分担執筆, 範囲:第13章 共存をめぐる現実と未来)
東京大学出版会   2017年5月   ISBN:4130602330
關義和、丸山哲也、奥田圭、竹内正彦、編 (担当:分担執筆, 範囲:サル問題の「解決」に向けた次の一手)
随想舎   2016年2月   ISBN:488748318X
關 義和・江成広斗・小寺祐二・辻大和 編 (担当:共編者)
京都大学学術出版会   2015年3月   ISBN:4876983178
High Altitude Primates
Grow N, Gursky-Doyen S, & Krztn A, eds. (担当:分担執筆, 範囲:Snow tolerance of Japanese macaques inhabiting high-latitude mountainous forests of Japan)
Springer   2014年   ISBN:978-1-4614-8174-4
Wolves: Biology, Behavior and Conservation (Maia A & Crussi HF, eds.)
Tsunoda H & Enari H (担当:分担執筆, 範囲:Ecological role and social significance of reintroducing wolves in Japan under the shrinking society)
Nova Science Publishers   2012年3月   ISBN:1621009165
林 直樹, 齋藤 晋 (担当:分担執筆, 範囲:森林の野生動物の管理を変える pp.154-161)
学芸出版社   2010年8月   ISBN:4761524898
マイケル・L. モリソン (担当:共訳)
朝倉書店   2007年9月   ISBN:4254180292
野生生物保護学会、編 (担当:分担執筆, 範囲:pp.6-9、pp.71-76)
朝倉書店   2010年2月   ISBN:4254180322
白神山地のニホンザル調査活動報告
アースウォッチジャパン、他 (担当:編者)
Earthwatch institute   2010年   

講演・口頭発表等

 
朝日・飯豊山系における雪上歩行時の移動コストが中・大型哺乳類の生息地選択に及ぼす影響
関口達仁, 江成広斗, 江成はるか
日本哺乳類学会   2019年9月16日   
サル部会企画:ニホンザルの保護管理ユニットの有効性について考える
江成広斗, 山端直人, 辻大和, 森光由樹, 清野紘典, 鈴木克哉, 宇野壮春, 滝口正明, 小林喬子
日本哺乳類学会   2019年9月16日   
朝日・飯豊山系における中・大型哺乳類の雪への沈没深の違いが生息地選択に及ぼす影響
関口達仁, 江成広斗, 江成はるか
東北野生動物管理研究交流会   2019年8月31日   
爪痕から見る山形県のアライグマ・ハクビシンの生息地選択
髙田真大朗, 江成広斗
東北野生動物管理研究交流会   2019年8月31日   
ボイストラップ法による侵入初期にあるニホンジカの検知技術
江成広斗、江成はるか
東北森林科学会   2019年8月30日   
多雪帯におけるブナの豊凶が中・大型哺乳類の 活動時間に与える影響
江成はるか・江成広斗
日本生態学会   2019年3月18日   
山形県におけるツキノワグマ目撃地点と環境・社会要因との関係
斎藤昌幸, 江成広斗
日本生態学会   2019年3月18日   
シカとサルを検知するためのボイストラップの有効性:カメラトラップとの比較から
江成広斗・江成はるか
日本生態学会   2019年3月18日   
行政アンケートをニホンザルの保護管理にどう生かすか?
江成はるか、江成広斗
「野生生物と社会」学会   2018年11月25日   
データペーパーの可能性を探る
江成 広斗
「野生生物と社会」学会   2018年11月25日   

担当経験のある科目

 

競争的資金等の研究課題

 
鳥獣害の軽減と農山村の活性維持を目的とする野生動物管理学と農村計画学との連携研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金 基盤研究B
研究期間: 2018年4月 - 2022年3月    代表者: 鈴木正嗣(江成は分担者として参画)
ボイストラップ法によるニホンザル探知技術の高度化
京都大学霊長類研究所: 共同利用研究
研究期間: 2019年4月 - 2020年3月    代表者: 江成 広斗
分布拡大初期にあるシカ個体群の低コストモニタリング手法の開発
自然保護助成基金: 第28期プロ・ナトゥーラ・ファンド助成
研究期間: 2017年10月 - 2019年9月    代表者: 江成 広斗
豪雪地に生息するニホンザルの樹皮・冬芽食が植物群集に及ぼす影響
京都大学霊長類研究所: 共同利用研究
研究期間: 2018年4月 - 2019年3月    代表者: 江成 広斗
多雪地生態系においてニホンザルが支える機能の評価~ニホンザルと食肉目の種子散布プロセスの比較から~
京都大学霊長類研究所: 共同利用研究
研究期間: 2018年4月 - 2019年3月    代表者: 豊川春香、江成広斗
多雪地における大型哺乳類の分布回復が生態系に及ぼす影響の評価とリスク低減策の提示
日本学術振興会: 科学研究費補助金 若手研究A
研究期間: 2014年4月 - 2018年3月    代表者: 江成 広斗
農山村地域の空洞化回避を主目的に据えた鳥獣害の動向予測と実効的管理体制の提言
日本学術振興会: 科学研究費補助金 挑戦的萌芽研究
研究期間: 2015年4月 - 2017年3月    代表者: 鈴木 正嗣 (江成は分担者として参画)
音声によるニホンザル個体群のモニタリング手法の実用試験
京都大学霊長類研究所: 共同利用研究
研究期間: 2013年4月 - 2014年3月    代表者: 江成 広斗
ニホンザルの分布回復が冷温帯林における生物間相互作用に与える影響
日本学術振興会: 科学研究費補助金 若手研究B
研究期間: 2011年4月 - 2014年3月    代表者: 江成広斗
多雪地に生息する哺乳類の生息地保全を目的とした森林利用評価
日本生命財団: 若手研究・奨励研究助成
研究期間: 2012年10月 - 2013年9月    代表者: 江成はるか、(共同研究者)江成広斗

その他

 
科学論文の査読対応歴
Proceedings B (Proceedings of the Royal Society B)
Ecosystems
Restoration Ecology
Ecological Indicators
Insect Conservation and Diversity
Ecological Research
Journal of Insect Science
Landscape and Ecological Engineering
Journal of Natural History
Mammal Study
野生生物保護
日本生態学会誌
日本森林学会誌
野生生物と社会
哺乳類科学