2016年4月 - 2019年3月
身近な昆虫を利用した行動観察法の確立:ボウフラの捕食回避行動に着目して
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
- 課題番号
- 16K12766
- 体系的課題番号
- JP16K12766
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 3,510,000円
- (直接経費)
- 2,700,000円
- (間接経費)
- 810,000円
- 資金種別
- 競争的資金
食うものと食われるものの関係や捕食回避行動を高校生や大学生に進化の視点で理解させるため、蚊の幼虫(ボウフラ)とその捕食者(ミナミメダカ)を用いた実験系を確立することが本研究の目的である。簡単なボウフラの採集法を確立するため、北海道~沖縄の4地点にトラップを仕掛けたところ、トラップLサイズではアカイエカ種群、Sサイズではヤブカ類が採集できることが分かった。次にアカイエカ種群とヤブカ類の行動を汲み置き水とメダカがいた水で比較したところ、アカイエカ種群は後者で行動が抑制されるが、ヤブカ類では行動変化が観察されなかった。これらは生徒や学生および教員が実験を実施しても、再現性が確認された。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 16K12766
- 体系的課題番号 : JP16K12766