論文

2008年7月

確率論的解析手法による割裂引張強度の寸法効果に関する検討

コンクリート工学年次論文集
  • 田中 泰司
  • ,
  • Joop A
  • ,
  • den Ui

30
3
開始ページ
49
終了ページ
54
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本コンクリート工学会

本研究では,コンクリートの割裂引張試験で見られる寸法効果を定量的に評価することを目的として,空間的な材料非均質性を確率論的に取り扱うことができる非線形有限要素解析を実施した。その結果,割裂引張試験で生じる寸法効果は,破壊力学的な機構による寸法効果と材料非均質性による寸法効果が混在していることが明らかとなった。解析的な検討を通して,通常の試験条件下では割裂引張試験結果が引張強度を過大評価する傾向にあることが示された。また,支圧板の幅や破壊エネルギなど,それぞれの因子が試験結果に与える影響度が明らかとなった。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009697750
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12600419
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/9611215
URL
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10641522
ID情報
  • ISSN : 1347-7560
  • CiNii Articles ID : 110009697750
  • CiNii Books ID : AA12600419

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