2015年4月 - 2017年3月
菌根菌検査方法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
菌根菌、特にほぼ全ての植物と共生するアーバスキュラー菌根菌(AMF)は自然環境の維持や安心・安全で持続可能な作物生産の構築に非常に重要な役割を果たしている。しかしながら、菌根共生を観察する標準的な方法は非常に煩雑であるとともに、AMFと根の組織を明確に区別することが難しい。最近、筆者らは菌根共生に関与する24 kDaのタンパク質からフルオレセイン標識抗体の開発に成功した。この抗体を用いた菌根菌検査薬は蛍光顕微鏡下で様々な菌根菌を容易に検出できる。そこで本研究では、本検査薬を用いた新開発の携帯型蛍光顕微鏡装置を作り上げ、菌根菌を簡便に観察できる新技術を確立した。
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- 課題番号 : 15K14642
- 体系的課題番号 : JP15K14642