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2013年3月4日

看護師が診療所外来に通院中の認知症を有する高齢心不全患者の疾病管理において抱いている対応困難と支援の実態

保健科学研究(Web)
  • 大津美香
  • ,
  • 高山成子
  • ,
  • 渡辺陽子

3
開始ページ
WEB ONLY 101-111
終了ページ
111
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
弘前大学出版会

循環器の有床診療所13施設に勤務する看護師13名にアンケートを行った。その結果、外来において認知症を有する高齢心不全患者への対応に困難を感じた内容は、「疾病や検査・治療に対して理解を得るのが難しい」「治療のための安静が保てない」「家族の協力が得られない」「悪化しても自覚症状が出現しにくい」「受診を中断し、悪化してから受診する」「服薬の自己管理が困難」「水分制限が守れない」などであった。効果的な対応方法は、「安心して治療を受けられるようにする」「悪化時の具体的な指導」「症状や検査結果などの客観的な情報を活用した悪化のアセスメント」「家族や施設スタッフの協力を得て疾病管理を行う」「社会資源を活用してのサポート」「穏やかな態度で接する」などであった。

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201302208204521144
ID情報
  • ISSN : 1884-6165
  • 医中誌Web ID : 2014028392
  • J-Global ID : 201302208204521144

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