MISC

2018年4月

【所得格差時代の薬物治療"経済的負担を軽減したい"患者の訴えにいかに応えるか】 臨床の場で「患者の意向・希望」にどう応えるか? Shared decision making(SDM)の視点から

薬局
  • 中山 健夫

69
5
開始ページ
2217
終了ページ
2221
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)南山堂

<Key Points>◎患者と医療者の対話型コミュニケーションとして、世界的にShared decision making(シェアード・ディシジョンメイキング:SDM)が注目されている。◎SDMは、困難な課題に患者と医療者が共に向き合うことを通して、意思決定と合意形成の両方が並行して行われる。◎SDMのプロセスとして9のステップが提案されている。◎医療者はSDMに際して、患者のヘルスリテラシーに十分配慮することが求められる。◎SDMの視点が、経済格差の拡大した今日の社会において、医療の適切性と患者の経済状況を折り合わせていく手がかりの一つとなることを期待したい。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0044-0035
  • 医中誌Web ID : S410060001

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