共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2021年3月

ニューロエピジェネティカルな制御による高次脳機能の発現機構

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
18K06349
体系的課題番号
JP18K06349
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円

DNAトポイソメラーゼIIβ (top2b)は,神経細胞の終末分化過程で神経特異的遺伝子の発現誘導に必要である.Top2bの神経系における機能解明のため,モデル生物であるメダカを用いて個体レベルでの解析を行なった. メダカtop2bヘテロ変異体を作出,成魚全脳のRNA-seq解析を実施し,複数のターゲット遺伝子候補を得た.得られた結果の再現性を見るため,RNA-seqのサンプル数を増やす予定である.メダカtop2bに対して,既存の抗体が反応しなかったため,ポリクローナル抗体を作成した.抗血清でウエスタンブロッティングには使用可能であったが.組織染色では非特異的染色が認められた.アフィニティー精製を行ない免疫染色を行った結果.核に特異的なシグナルを認めた.この抗体を用いて発現する脳領域やその発生過程での変化を組織学的に解析する予定である.現時点でホモの変異体は得られておらず,いずれかの過程で致死に至っていると考えられる.孵化までは,野生体と変わらない生存率であることから,どの過程で致死となるかを今後同定する予定である.

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K06349
ID情報
  • 課題番号 : 18K06349
  • 体系的課題番号 : JP18K06349

この研究課題の成果一覧

講演・口頭発表等

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