2011年
沖縄におけるギンネムの制御について
琉球大学農学部学術報告
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- 巻
- 号
- 58
- 開始ページ
- 17
- 終了ページ
- 19
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 琉球大学農学部
要注意外来植物のギンネムは沖縄県内で繁茂している。そのギンネムを立木の状態で制御するために,電動ドリルで樹幹根本付近に穴を開け,グリホサート(glyphosate)イソプロピルアミン塩液剤原液を注入した。地際から10cmの株経(cm)と同量(ml)を注入する除草剤標準区(11株),除草剤の量を標準区の3倍注入する除草剤3倍区(12株)および伐採後に標準区と同量の除草剤を注入する伐採・標準区(8株)に分け比較検討した。供試ギンネムの地際から10cmの株径は4.0cm程度であった。除草剤注入3週間後の伐採・標準区はすべての株で枯死,除草剤3倍区91.7%,除草剤標準区27.3%が枯死と判定された。除草剤注入8週間後には,すべての区において枯死していた。このことからギンネムを立木の状態でグリホサートイソプロピルアミン塩液剤原液を注入することにより制御できることが明らかになった。
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- ID情報
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- ISSN : 0370-4246
- CiNii Articles ID : 120004058216
- CiNii Books ID : AN00250548