2007年
北海道医療大学歯科内科クリニックインプラント外来における現状-インプラント治療の受診実態と臨床動向-
歯科産業学会誌
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- 巻
- 21
- 号
- 2
- 開始ページ
- 50
- 終了ページ
- 57
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本歯科産業学会
北海道医療大学歯科内科クリニックでは、インプラント専門外来において症例検討を行い、安全で長期予後の優れたインプラント治療を提供することに努めている。2002年11月から2006年3月末までにインプラント埋入を行った症例は137症例で、埋入本数は378本であった。オッセオインテグレーションが得られず再埋入を行った症例は5症例7本であった。インプラント治療は50歳代の片側臼歯遊離端欠損症例が最も多かった。過去3年4ヵ月間137症例におけるKaplan-Meier法による生存率は上顎96%、下顎98%で上下顎の有意差はなかった。インプラント治療選択の理由は、健全な歯の切削への抵抗感や義歯装着による不満などが考えられた。また、骨増生手術を行った症例が少なく、既存骨幅に合うインプラント体を選択する傾向にあった。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1342-3606
- 医中誌Web ID : 2008109714