基本情報

所属
大阪大学 医学系研究科 神経内科学 教授

研究者番号
90230044
J-GLOBAL ID
200901045936981862
researchmap会員ID
5000100184

外部リンク

私は今まで神経内科全般で診療を行って参りました。研究面では、高齢者に多い難治性神経疾患であるパーキンソン病の発症機序の解明と、根本的な治療を目指した臨床研究を、分子生物学・分子遺伝学・細胞生物学の手法を駆使して行ってまいりました。その研究成果として、パーキンソン病の黒質神経細胞死にアポトーシス関与の可能性が高いことを世界に先駆けて発表しました。パーキンソン病におけるアポトーシスの関与は、現在大部分のパーキンソン病専門家が認める所となっております。また遺伝子治療において、アデノ関連ウイルスベクターを使用すると、効率よくかつ安全に遺伝子で導入できることを示しましたが、これはヒトへ遺伝子治療を応用する場合に極めて重要な点であります。この方法を用いて、家族性パーキンソン病の原因遺伝子の1つであるパーキン遺伝子を黒質に導入すると、パーキンソン病のモデル動物における黒質の神経細胞死が抑制できることを示しました。現在霊長類を用いて、有用性安全性の検討をしています。

学歴

  1

論文

  660

MISC

  539

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  59

共同研究・競争的資金等の研究課題

  62

産業財産権

  16

学術貢献活動

  3

メディア報道

  13