2006年3月
自殺により配偶者を失った遺族の体験
自殺予防と危機介入
- 巻
- 27
- 号
- 1
- 開始ページ
- 81
- 終了ページ
- 92
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- (一社)日本自殺予防学会
自殺により配偶者を失った遺族を対象に,その思いや主観的体験を明らかにするため,質的記述的研究デザインに基づく面接調査を行った.その結果,遺族の辛かった体験として,「亡くなった時のことを忘れられないこと」「自責の念に苦しむこと」「自殺の原因を詮索されることに苦痛を感じること」「個人に対して怒りを表すこと」「自殺が子どもに与える影響を考えること」があった.有意義な体験として,「自死した事実やそれに伴う感情を話すこと」「遺族の辛さの正当性を認めてくれる人に出会うこと」「同じ立場の人の存在を知ること」が明らかになった
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1883-6046
- 医中誌Web ID : 2006221478
- CiNii Articles ID : 40007287040
- CiNii Books ID : AN10303742