2001年5月1日
効率の良いコードの自己生成によるRMIの高速化
電子情報通信学会論文誌 B
- 巻
- J84-B
- 号
- 5
- 開始ページ
- 883
- 終了ページ
- 892
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
オブジェクト直列化のためのコード生成機能を組み込んだRM1(ここでは、xRMIと呼ぶ)を開発し、その有効性を確認した。xRMIの特徴は、Java RMIの使いやすさを生かしたまま、オブジェクト直列化のための実行時コード生成と生成されたコードの移送を組み合わせたところにある。これにより、2回目以降クライアント側の直列化に要する時間が減り、クライアント側で生成した逆直列化のためのコードをサーバ側へ移送することで、サーバ側でも高速な逆直列化が可能となる。その結果、xRMIは、標準のJava RMIより高速に動作し、ネットワークアプリケーションの大幅な性能の向上が期待できる。本論文では、研究の背景、xRMIの基本設計と実現、及び、その性能を確認するための実験について述べる。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1344-4697
- J-Global ID : 200902162319911920
- CiNii Articles ID : 110003182366
- CiNii Books ID : AA11325909