2019年8月 - 2023年8月
場面緘黙児の早期発見・早期支援・経過把握の方法開発 氏名 年度設備備品費消耗品費
日本学術振興会/科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
家庭では会話が可能でも、学校で発話ができなくなる場面緘黙(selective mutism)は特別支援教育では情緒障害に分類されるが、わが国における早期発見・早期支援体制は、欧米に比べ大きく立ち遅れている。場面緘黙の発症は幼児期(幼稚園等の入園)がもっとも多いが、小学校入学後に発表や音読ができないことから気づかれることが多い。また場面緘黙の発症に関係する要因に関する研究は海外を含めて後ろ向き研究がほとんどであり、関連要因は推定の域を出ない。本研究では、(a)保育場面での場面緘黙の早期発見と早期支援システムを開発し幼児期の特別支援教育を格段に拡充する、及び(b)これまでなされてこなかった前向き研究(縦断研究)によって場面緘黙発症の関連要因を特定するという挑戦的研究課題を行うために、以下の2つの方法を用いる。①2つの市の幼稚園等に在籍する
幼児全員について、小学校入学後まで4年間の縦断研究を行う。スクリーニング検査、及び高リスク児にする幼児不安尺度等を実施することで、関連要因を特定する。②前向き研究により場面緘黙症状または高リスクが確認された幼児には、来談支援や遠隔支援等を行い、早期支援の効果を検証する。
幼児全員について、小学校入学後まで4年間の縦断研究を行う。スクリーニング検査、及び高リスク児にする幼児不安尺度等を実施することで、関連要因を特定する。②前向き研究により場面緘黙症状または高リスクが確認された幼児には、来談支援や遠隔支援等を行い、早期支援の効果を検証する。
- ID情報
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- 課題番号 : 19H05492
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
山梨障害児教育学研究紀要 17 47-56 2023年2月1日 最終著者
MISC
1-
山梨障害児教育学研究紀要 16(16) 89-97 2022年2月1日 筆頭著者責任著者
講演・口頭発表等
3-
障害科学学会第15回大会 2020年3月7日
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障害科学学会第15回大会 2020年3月7日
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障害科学学会第15回大会 2020年3月7日
社会貢献活動
3