共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2019年3月

リゾホスファチジン酸シグナル伝達系をターゲットとした新規抗うつ薬の創薬研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
16K10201
体系的課題番号
JP16K10201
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

リゾホスファチジン酸(LPA)は、LPA受容体(LPAR)と結合し細胞内情報伝達系を調節する。本研究では、LPAシグナル伝達系が新規ストレス関連疾患治療薬の創薬ターゲットとなりうるか検討した。マウスにLPAR を阻害するBrP-LPAを投与すると抗不安様作用が認められた。また、社会的敗北ストレスを負荷したマウスにLPA シグナル伝達系の主要分子であるRho kinaseを阻害するfasudil を投与した結果、ストレスに対して予防効果があった。以上より、LPAシグナル伝達系の調節は、ストレス関連疾患治療薬の創薬ターゲットとなる可能性が考えられた。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K10201/16K10201seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K10201
ID情報
  • 課題番号 : 16K10201
  • 体系的課題番号 : JP16K10201