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2021年6月10日

基本法則から読み解く物理学最前線24 ニホニウム ~超重元素・超重核の物理~

  • 小浦寛之

担当区分
単著
出版者・発行元
共立出版
総ページ数
266
担当ページ
記述言語
日本語
著書種別
教科書・概説・概論
DOI
ISBN
9784320035447

2015年12月31日,「日本に新元素の命名権が与えられる」というニュースは国内を駆け巡った。そして翌年6月8日,原子番号113番の元素の名前として「ニホニウム」が提案された。ニホニウムは元素の中で,現在のところ唯一日本にちなんで名付けられた元素である。
ニホニウムは自然界には存在せず,日本の研究機関で2つの原子核をぶつけることにより人工的に合成された。ニホニウムは超重元素または超重核と呼ばれ,元素,原子核のフロンティアと呼べるものである。
本書では,その合成・発見に至る物語を紹介するとともに,その周辺領域である超重元素・超重核の物理について解説する。元素は何番まで存在しうるのか,そして原子核はどこまで存在しうるか,原子物理・原子核物理の双方から,著者の見解も込めながら解説する。

リンク情報
URL
https://www.kyoritsu-pub.co.jp/book/b10003333.html
ID情報
  • ISBN : 9784320035447