2019年3月23日
ニホニウム〜日本初の新元素合成〜
- 役割
- 講師, 実演
- 種別
- セミナー・ワークショップ
- 主催者・責任者
- つくばScienceEdge2019 実行委員会
- イベント・番組・新聞雑誌名
- つくばScience Edge 2019
- 場所・掲載箇所
- つくば国際会議場
- 対象
- 中学生, 高校生, 教育関係者, 社会人・一般
日本初、アジア初の新元素「ニホニウム」。2016年に新たに周期表の仲間になったこの113番元素は、元素の元となる原子核を人工的に合成し、それを見つけるという方法で作られました。日本の大型加速器を用いた原子核物理研究の成果です。
今回、「ニホニウム」がどのようにして合成・発見されたのか、その共同研究者の一人として紹介します。
今回の成果を理解するために重要なポイントは、元素の実体である原子が、実はその中心にある原子核とそれを取り巻く電子から構成され、そしてその原子核が「陽子」と「中性子」という2種類の粒子から構成されている、という点である。この「陽子」と「中性子」の組み合わせを変えることにより様々な原子核、そして元素を作ることができる。今回のワークショップでは(1)我々の身の周りの元素が宇宙の中でどのようにして作られて行ったかという「宇宙の錬金術」と、(2)元素を人工的に作る、という「現代の錬金術」の現状を原子核の階層からの観点で触れつつ、ロシア、ドイツなどとの熾烈な国際競争となったニホニウム合成・発見の経緯について紹介する。
今年2019年は「国際周期表年」である。これはメンデレーエフが元素の周期表のアイデアを提案してから150年目にあたるのを記念している。今回のワークショップを通して元素の起源について新たな理解を得て欲しい。
今回、「ニホニウム」がどのようにして合成・発見されたのか、その共同研究者の一人として紹介します。
今回の成果を理解するために重要なポイントは、元素の実体である原子が、実はその中心にある原子核とそれを取り巻く電子から構成され、そしてその原子核が「陽子」と「中性子」という2種類の粒子から構成されている、という点である。この「陽子」と「中性子」の組み合わせを変えることにより様々な原子核、そして元素を作ることができる。今回のワークショップでは(1)我々の身の周りの元素が宇宙の中でどのようにして作られて行ったかという「宇宙の錬金術」と、(2)元素を人工的に作る、という「現代の錬金術」の現状を原子核の階層からの観点で触れつつ、ロシア、ドイツなどとの熾烈な国際競争となったニホニウム合成・発見の経緯について紹介する。
今年2019年は「国際周期表年」である。これはメンデレーエフが元素の周期表のアイデアを提案してから150年目にあたるのを記念している。今回のワークショップを通して元素の起源について新たな理解を得て欲しい。
社会貢献活動