社会貢献活動

2021年3月27日

原子核の「世界地図」をのぞいてみませんか︖ -”核図表”を使いこなすためのワークショップ-


役割
出演, 企画, 実演
種別
セミナー・ワークショップ
主催者・責任者
つくばScienceEdge2021 実行委員会
イベント・番組・新聞雑誌名
つくばScience Edge 2021
場所・掲載箇所
つくば国際会議場
対象
高校生

皆さんは化学の授業などで「元素の周期表」を目にしているかと思いますが、「陽子」と「中性子」からなる原子核は、その組み合わせによって周期表以上にいろいろな種類が存在します。

原子核の最新研究データは世界中の研究機関で共有されています。そして、それらのデータを抽出して並べたものが「核図表」です。

皆さんにも是非、この「核図表」の世界を知っていただきたく、今回のワークショップでは、実際に「核図表を使いこなす」体験を核図表を使った簡単なクイズを交えながら実施します。
例えば、次のようなことを皆さんと一緒に考えてみたいと思っています。

・宇宙で合成されたとされる元素を「周期表」ではなく「核図表」で見ることで、その成り立ちが理解しやすくなります。宇宙誕生のビッグバンにおいて、水素、ヘリウム、リチウムしか作ることができなかった理由や、ウランが地球に存在することの不思議さなどを核図表から視覚的に考えてみましょう。

原子核の性質は私たちの生活に大きな影響を与えています。
私たちが体の内部を調べる際に用いる画像診断装置「ペット(PET)」は、原子核の崩壊事象から出る反粒子を利用したものです。
古代の木造遺構の調査では、遺構に含まれる炭素の原子核崩壊を調べることで、数千年単位にわたって過去を探ることができます。
今回のワークショップを通して、元素の起源についての理解を深めてみませんか?

リンク情報
URL
https://www.jtbbwt.com/files/user/ScienceEdge/contest/pdf/workshop2020.pdf