デジタルオシロスコープのみによるダブルストップ陽電子消滅寿命測定
令和2年度京都大学複合原子力科学研究所専門研究会「陽電子科学とその理工学への応用」
- 開催年月日
- 2020年12月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 熊取(online)
- 国・地域
- 日本
Na-22を陽電子源として用いた$\gamma$-$\gamma$同時計測による陽電子消滅寿命測定の多くは、アナログモジュールを全く用いずにデジタルオシロスコープのみで行われている。消滅ガンマ線を2つとも計測するダブルストップによる測定では、時間分解能が改善することが知られているが、デジタルオシロスコープのためのトリガ信号をアナログモジュールで作り稼働させる方法が紹介されており、通常行われているシングルストップによる方法のようには普及はしていない。そこで、デジタルオシロスコープに準備されている高度なトリガ機能による、アナログモジュールを用いないダブルストップによる測定方法を試み、測定が可能であることを確認した。