講演・口頭発表等

ガンマ線誘起陽電子消滅分光法の開発

令和3年度京都大学複合原子力科学研究所専門研究会「陽電子科学とその理工学への応用」
  • 平 義隆*
  • ,
  • 杉田 健人*
  • ,
  • 山本 涼平*
  • ,
  • 岡野 泰彬*
  • ,
  • 平出 哲也

開催年月日
2021年12月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
online
国・地域
日本

陽電子消滅分光法は、結晶の単原子空孔型欠陥や絶縁材料中の微小空隙の測定を行える強力な分析手法である。分子科学研究所UVSOR-IIIでは、超短パルスガンマ線を用いたガンマ線誘起陽電子消滅分光法(Gamma-ray induced positron annihilation spectroscopy: GiPAS)の開発とユーザー利用を推進している。GiPASは、物質に対する透過力の高いガンマ線を用いて対生成によって物質内部で陽電子を発生するため、厚さ数cmのバルク材料の陽電子消滅実験を非破壊で行うことができる。また、外部からガンマ線を試料に照射するために高温,高圧,液浸などの環境下での測定も行える。超短パルスガンマ線の発生、および、具体的な測定手法として陽電子寿命測定と寿命運動量相関測定の開発状況について報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5073199